「ようこそ、スミスの世界へ」
~知らなかったスミスの魅力~
その1:手巻式であること
時を刻むための動力は
あなたの指の力
スミスの機械式・手巻腕時計は電池を使いません。針を動かす力は、あなたが竜頭を巻きあげることで、動力ゼンマイに蓄えられるのです。
そして、そのゼンマイのほぐれる反発力が、幾つものギアに伝わり秒針、分針、そして時針を動かします。
その動力は、最後に振り子へと伝わり、正しい時の流れを作り出すのです。
そして、そのゼンマイのほぐれる反発力が、幾つものギアに伝わり秒針、分針、そして時針を動かします。
その動力は、最後に振り子へと伝わり、正しい時の流れを作り出すのです。
指の力がゼンマイに
蓄えられる
ゼンマイは香箱と呼ばれるギア状の円筒のケースに収められ、その中心は軸に、外周の先端はケース内壁に固定されています。
指で竜頭を巻くことで、ゼンマイの中心に固定された軸を回し、ゼンマイが香箱の中で巻き上げられて行き、その反発力はゆっくりと香箱自体を回転させ、四つのギアとアンクルを経ることで、振り子へと辿り着くのです。
指で竜頭を巻くことで、ゼンマイの中心に固定された軸を回し、ゼンマイが香箱の中で巻き上げられて行き、その反発力はゆっくりと香箱自体を回転させ、四つのギアとアンクルを経ることで、振り子へと辿り着くのです。
優れた機能と耐久性を生む
ゼンマイに蓄えられた動力は、様々なギアが回転数を変えながら、振り子へ伝達されます。
その間には、時針のギア、分針のギア、そして、秒針のギアが含まれており、その先には、回転運動を往復運動へ変換するための、ガンギ車とアンクルがあり、最後には、振り子があります。
その間には、時針のギア、分針のギア、そして、秒針のギアが含まれており、その先には、回転運動を往復運動へ変換するための、ガンギ車とアンクルがあり、最後には、振り子があります。
それらのギアなどには必ず軸があり、軸は、軸受けに収まっています。要となる軸受けの素材には、ルビーが使われているのが、上の写真をご覧いただければお分かりいただけるように、赤く見える部品が、ルビーです。
軸には鉄が使用されていますが、その軸を支える軸には鉄以上の硬度が必要となり、鉄よりも固いルビーが採用されているのです。
ムーブメントのスペックに、15石や17石とあるのは、ルビーの数を示しており、装飾ではなく高性能を生むために高価なルビーが使われているところは、正にスミス社が質実剛健で英国的な時計メーカーであることの裏付けと言えるでしょう。
一秒を生み出しているのは
振り子
振り子
機械式の時計には、動力ゼンマイ以外にも、ゼンマイが使われており、それが振り子の動きを制御しているヒゲゼンマイです。
振り子は一定方向にだけ回転するのではなく、常に行ったり来たりと向きを変えて動いており、ガンギ車とアンクルによって回転運動が往復運動に変換され、その動作をヒゲゼンマイで制御し、一秒を生み出しているのです。
振り子は一定方向にだけ回転するのではなく、常に行ったり来たりと向きを変えて動いており、ガンギ車とアンクルによって回転運動が往復運動に変換され、その動作をヒゲゼンマイで制御し、一秒を生み出しているのです。
振り子にもひとつルビーが使われていることが、上の写真でお分かりいただけることでしょう。
また、ルビーの数のほとんどが奇数であることは、軸受けが上下ふたつずつ必要であることに加え、振り子の石がひとつであることが理由なのです。
また、ルビーの数のほとんどが奇数であることは、軸受けが上下ふたつずつ必要であることに加え、振り子の石がひとつであることが理由なのです。
スミスとの接し方が
変わるかもしれません
変わるかもしれません
竜頭を巻くだけで、毎日、チクタクと正確に時を告げるスミスの手巻腕時計。
しかし、内部では、とても繊細で工作精度の高いメカニズムが、極めて優秀な精度と、耐久性を保ちながら働き続けています。
そんなメカニズムの機能や材質の一部をご理解いただけただけでも、きっとスミスに対する感じ方が変わったのではないでしょうか。
しかし、内部では、とても繊細で工作精度の高いメカニズムが、極めて優秀な精度と、耐久性を保ちながら働き続けています。
そんなメカニズムの機能や材質の一部をご理解いただけただけでも、きっとスミスに対する感じ方が変わったのではないでしょうか。
あとは、スミスを実際に手にしていただき、じっくりと時間をかけて、奥深いスミスの魅力に気づいていただけたら幸いです。