2022年11月21日月曜日

  スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~Smiths Life Style #0003

「BarbourとSmithsの相性の良さ」
その1




「バブアーもスミスも、英国のスタンダード」

バブアーは言わずと知れた、英国の伝統的な防水性能が特徴のアウトドア・ウェアーですが、その古典的なオイルド・コットンという手法は、日本においては、一般に普及するまでには長い時間を要する特殊なウエアーのひとつであると言えるでしょう。

私が、バブアーの魅力に惹かれて、全天候型のアウトドア・ウェアーとして着用し始めたのは1990年代の初頭に英国のプレスコット・ヒルクライム観戦に出かけた時から。英国の天気はとても変わりやすく、朝に晴れていても、突然、雨が降り始めることがいつものこと。しかし、ヒルクライム観戦では傘をさしたくない。つまり、英国のスタンダードであるバブアーとハンチングが必要となる。

そして、英国のスタンダードと言えるスミスとの相性も素晴らしく、バブアー・ビデイルとスミス・1215とを身に着けた日本人を見て、彼らは、喜んで、「ベリー・イングリッシュ!」と声をかけて来たことを思い出す。




「どちらにも共通したテイストがある」

そんな、バブアーとスミスには、普遍的な共通点があり、そのことが根源的にお互いを引き立ててくれる。つまり、どちらも、質実剛健な優れたギアであると同時に、とても英国的なアイテムであるといえる。

元々、ドレス・ウォッチであった、スミスが、アウトドア・ウェアーのバブアーと相性が良いとは、不思議に思われるかもしれないが、元々、彼らは、バブアーの下に、スーツとネクタイを着込むことを好んでいるのだから、何の不思議もないと言う訳。

現代の日本であれば、そこまで英国紳士を気取る必要はなく、カジュアルに着こなしていただくのも良いと思う。




「スミスであればどのモデルでもバブアーに似合う」

最近、バブアーに合わせるにはどのモデルが良いだろうかと、尋ねられることが多く、そんなときには、どのモデルでもスミスであれば、バブアーに良く似合う。そう答えて問題はなくて、それが優れた英国製品というもの。





「自由なスタイルで楽しんでいただきたい」

バブアーとスミスを合わせるからと言って、全身、英国製品で固める必要は全くありません。自分の個性を自由なスタイルで作り上げていただく。そんな、懐の深さも、バブアーとスミスが持ち合わせている性格なのですから。ぜひ、楽しんでいただきたい。




■スミスの商品ページ■
アストラル(左)はこちら
アストラル(中央)はこちら
デラックス(右)はこちら






2022年11月10日木曜日

  スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~Smiths Life Style #0003

「いつもの日々にスミスが加わるということ」
その3


この時計の商品ページはこちら

「スミスの時計は、英国のスタンダード」

スミス社のデラックスやアストラルなどを代表とする高品質ウォッチは、スイスのジャガールクルト由来の極めてハイクウォリティーな英国生産のメカニズムと、古き佳き英国のエッセンスが凝縮されたような優れたデザインが、英国のスタンダードとして長きに渡り愛され続けています。

そんな、すべてが英国そのものと言えるスミスを、日常に取り入れるということは、英国を手に入れたことに他なりません。




「普段着に合わせても主張しない」

スは、そのサイズ感や控え目なデザインが、過度な個性を嫌う英国らしく、特に現代のファッションには普段着であっても上品に馴染んでくれます。


全てを英国製で揃えなくとも、スミスを腕に着けているという、それだけで、主張過ぎることなく、全体を英国的なセンスにまとめ上げてくれるのです。






「そのひと手間が趣味の世界へと誘う」

スミスのほとんどのモデルは、手巻式です。そのため使う時には、竜頭を巻いてゼンマイに動力を蓄えたり、時刻を合わせる必要があります。

反面、電池交換の必要はなく、半永久的に使用できるのです。

竜頭を巻くという、そのひと手間こそが、時間を知るための道具以上の趣味性の高い楽しみとなり、そこから、さらなるヴィンテージ・ウォッチの世界へとあなたを誘ってくれるのです。




「1950年代の英国をお楽しみいただけます」

初めて、ヴィンテージ・アイテムを手に入れる方にとっては、毎日使うと壊れてしまうのではないかといった不安から、実用の時計としてお使いいただけないと感じてしまうことがあるかもしれません。

しかし、ビッグベアーのスミスは、外観の美しさや、ヴィンテージウォッチならではの味わい深い風合いはもちろんですが、ムーブメントをスミスの工場出荷時と同等以上のコンディションに仕上げ、さらに3年間の動作保証付ですので、いつもの生活に、安心して加えていただくことが出来ます。

あなたの生活に、英国製ヴィンテージ・ウォッチであるスミスが加わること。ただそれだけで、古き佳き英国を手に入れたような喜びが、そして、いつもの日常に、今までなかった楽しみが加わることでしょう。

この時計の商品ページはこちら







2022年11月9日水曜日

   スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~時計師の仕事場 #0022

「スミスは英国のバランス感覚」 

1959年青焼針のデラックス金時計 SALE!!


この時計の商品ページはこちら

優れた英国製品には、そのデザインにおいて固有のバランス感覚が存在します。それはスミスにおいても例外ではありません。

とくに、この青焼針の9金無垢デラックスにおいては、それが顕著に表れていることが、はっきりとわかります。

なんとも美しい佇まいのこのデラックスには、もちろん伝統的な手法であるブルースチール・ハンズやスモール・セコンド・サブサイダリー・ダイアルなどが、効果的に採用されていることによるところが大きいと言えるでしょう。

しかし、最も重要なのは、それらの魅力的な要素が、バランスよく配置されデザインされていることに他なりません。





「完璧に調和した文字盤のデザイン」

文字盤のデザインを色彩に惑わされることなく設計という観点から考察するために、画像の色を取り去り、1950年代に文字盤の設計士がドラフターに向かった時と同じように、モノクロームの世界に足を踏み入れてみましょう。

通常、アラビア数字はやや大きめに、そして分刻みのインデックスに近い位置に配置されるでしょう。しかし、このモデルの場合、あえて小さめな数字とし、分刻みのインデックスとの間に適切なスペースを与えています。

つまり、本来存在している12個のアラビア数字は、必然的に中央によって配置されることになります。その結果、スモセコ・ダイアルは、切削加工により6のすべてと、5と7の数字を一部削り取ることになります。

このことは、一見、美しく並んだアラビア数字のデザインを壊しているように感じられるかもしれません。しかし、スモセコ・ダイアルが縮こまることなく文字盤の中に調和するという好結果を生み出しているのです。





「英国的な美学が凝縮されたマスターピース」

以上のデザイン的なからくりをご理解いただいた上で、改めて、このデラックスをご覧いただくと、この時計がいかに秀逸なデザインであるかをお分かりいただけることと思います。

小さな文字盤の中に散りばめられた、数々のデザイン・エレメンツのそれぞれがお互いを引き立てる距離感で配置され、伝統に裏付けられた上品かつ趣ある佇まいを構築しているのです。そこには、英国的な美学が凝縮されていることを見て取るこことが出来るでしょう。

この時計の商品ページはこちら



2022年11月4日金曜日

  スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~Smiths Life Style #0002

「いつもの日々にスミスが加わるということ」
その2



この時計の商品ページはこちら

「スミスの時計は、英国のスタンダード」

スミス社のデラックスやアストラルなどを代表とする高品質ウォッチは、スイスのジャガールクルト由来の極めてハイクウォリティーな英国生産のメカニズムと、古き佳き英国のエッセンスが凝縮されたような優れたデザインが、英国のスタンダードとして長きに渡り愛され続けています。

そんな、すべてが英国そのものと言えるスミスを、日常に取り入れるということは、英国を手に入れたことに他なりません。




「普段着に合わせても主張しない」

スは、そのサイズ感や控え目なデザインが、過度な個性を嫌う英国らしく、特に現代のファッションには普段着であっても上品に馴染んでくれます。


全てを英国製で揃えなくとも、スミスを腕に着けているという、それだけで、主張過ぎることなく、全体を英国的なセンスにまとめ上げてくれるのです。




「そのひと手間が趣味の世界へと誘う」

スミスのほとんどのモデルは、手巻式です。そのため使う時には、竜頭を巻いてゼンマイに動力を蓄えたり、時刻を合わせる必要があります。

反面、電池交換の必要はなく、半永久的に使用できるのです。

竜頭を巻くという、そのひと手間こそが、時間を知るための道具以上の趣味性の高い楽しみとなり、そこから、さらなるヴィンテージ・ウォッチの世界へとあなたを誘ってくれるのです。



「1950年代の英国をお楽しみいただけます」

初めて、ヴィンテージ・アイテムを手に入れる方にとっては、毎日使うと壊れてしまうのではないかといった不安から、実用の時計としてお使いいただけないと感じてしまうことがあるかもしれません。

しかし、ビッグベアーのスミスは、外観の美しさや、ヴィンテージウォッチならではの味わい深い風合いはもちろんですが、ムーブメントをスミスの工場出荷時と同等以上のコンディションに仕上げ、さらに3年間の動作保証付ですので、いつもの生活に、安心して加えていただくことが出来ます。

あなたの生活に、英国製ヴィンテージ・ウォッチであるスミスが加わること。ただそれだけで、古き佳き英国を手に入れたような喜びが、そして、いつもの日常に、今までなかった楽しみが加わることでしょう。

この時計の商品ページはこちら