その佇まいには理由がある
56年前に生産されたヴィンテージ・ウォッチが、生まれた時の状態を保っていられるには、理由がふたつある。ひとつは使用キズが付いたケースを磨き上げ、文字盤はリダンされ、メカニズムは新品パーツで完璧な状態にリビルトされたから。そして、もうひとつは、製造後、ほとんど使用されていなかったから。このデラックスは、後者にあたる奇跡ともいえる驚愕の個体であるといえます。
■どこに目を向けても美しいのひとこと
光の当たり方で様々な表情を変えるこのデュオトーン文字盤のデラックスは経年変化により内側のマット・ホワイト部分には特に色焼けなどのエイジングが発生しやすいのですが、この個体にはほとんどヤレは見られません。
■正面から光が当たると周囲が明るく
文字盤に対して、正面からの光を当てると周囲のメタリック・シルバー色の部分が反射率が高く内側のマット・ホワイトの部分が光を吸収するために、周囲が明るいデュオトーンとなります。同時にロゴの美しさも際立ちます。
■マット・ホワイトのスモセコ文字盤
6時の位置にあるスモール・セコンド文字盤もマット・ホワイトの塗装が施されており、盤面内側と同様の落ち着いた均一な表情を見せます。長短針と共に秒針の金色の美しさが際立ちます。
■美しい状態を保った純正の保証書
このデラックスには、極めて良い状態を保ったオリジナルボックス、外箱、そして、純正の保証書が付属しています。もちろんすべてのパーツはオリジナルです。ただ、ベルトは純正品の一部が欠損しています。そのため当時モノのデッドストックを装着しています。
■ホールマークで1963年製造が分かります
9金無垢ケースの裏蓋を開けるると、その内側にホールマークが現れます。ホールマークには様々な役割があり、それらを解読することで、このデラックスがBWC社製の9金無垢ケースであることや1963年に製造されたことが分かります。ホールマークはヴィンテージ、アンティーク製品には欠かせない刻印と言えるでしょう。
■裏蓋には美しい刻印が刻まれています
スミス社製の金、銀無垢時計の多くにはプレゼンテーション・ウォッチとして使われた証であるイングレービングが施されていることが多く、このデラックスも例外ではありません。刻印には1965年とありますが、この時計が製造されたのは1963年です。
■ほぼ未使用であることを物語る内部
裏蓋を開けてムーブメントを見ると異例に美しい状態であることが分かります。過去に一度もオーバーホールすら行われていなかったことが推測される状態です。入荷時の整備により完璧な状態であることが明らかになっています。
■美しいライニングの金箔押しロゴ
オリジナルのボックスの蓋を開けると内部のライニングに金箔押しにより施された美しいスミスのロゴが現れます。使用時に蓋を開ける度に見ることの出来るこの美しい眺めはオーナーだけの特権と言えるでしょう。
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