2019年3月9日土曜日

稀少性の高い黒文字盤のスミス・デラックス


極めて状態の良い黒文字盤のデラックス

スミスの腕時計の中では、とてもバリエーションの少ない黒文字盤。そんな稀少性の高いブラック・ダイアルのデラックス。黒は光の吸収が良いことから表面のエイジングが進みやすいのも事実。そんな中で、今回のブラック・ダイアル・デラックスは特に文字盤の状態が良い個体です。状態の良い黒文字盤デラックスをお探しの方はお早めに!

■状態の良い黒文字盤
微かなエイジングはあるものの、ブラックダイヤルとしては異例に良い状態を保った個体です。金メッキのインデックスや針の状態も素晴らしいものです。秒針の先端には美しいキャンディー塗装のレッドアローが!





■全てにおいて美しいの一言
金メッキのケースには微細な使用キズがわずかにありますが、概ね美しい状態を保っており、レンズ及びベルトは新品が装着されています。レンズは当時、割れないガラスと称されていたアクリル製で、オリジナルのレンズは長年の寒暖差により伸縮を繰り返し外径の縮小、そして表面にクモの巣のような無数のクラックが入ることがほとんどです。破損や脱落の危険があるため無条件に新品交換しています。


■秒針の先端にはレッドアローが!
スミスのセンターセコンド・モデルには秒針の先端に赤い飾りが付いていることが多く、このデラックスの場合はキャンディー塗装が施されたレッドアローが視認性とデザイン性の両方の観点から採用されています。透明感のあるレッドアローはまるでルビーのようで、これもまたスミスらしい個性と言えるでしょう。


■スミスのカタログナンバーA.358
金メッキケースのブラックダイヤルのこのモデルは、品番A.358として当時のカタログや、雑誌広告などに掲載されていました。このイラストから、当時エキスパンダ式のブレスレットが流行っていたことが分かります。当時モノの在庫もございますので、ご希望の方はお問い合わせフォームからどうぞ!また、品番のAはメンズを表しています。



■漫画家デビッド・ランドンもスミスを愛用!
英国で有名な漫画家デビッド・ランドンがスミスを愛用していたことで雑誌広告に登場!実際に腕に着けていたのはホワイト・ダイヤルのスミス・デラックスだったようですが、A.358の広告に使われていました。


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1215「テゥエルブ・フィフティーン」本来の性能


戦後初のスミス高性能腕時計1215のクウォリティー

1910年代よりスミスは、スイスのロンジン社に依頼して腕時計の生産を行い、主にロンドンのストランドにあった本社ショールームでミリタリー・ユースを主眼にしたトレンチ・ウォッチを販売していました。その優れた精度と耐久性は、ロンジン社が生産を行っていたことから、今さら記述する必要はないでしょう。そして、戦後、スミス社は独自の工場で生産した英国製のムーブメント搭載の製品の発売を試みました。その腕時計が今回紹介するジャガー・ルクルト社の技術者を招き入れ設計した1215「テゥェルブ・フィフティーン」です。その生産は英国のチェルトナムに建設されたスミス社のチェルトナム工場で行われ、それまでのSwiss madeに代わり誇らしくMade in Englandと文字盤やムーブメントに記載されるようになりました。

■戦後初のスミス高性能腕時計         質実剛健を形にしたような1215モデル。そのシンプルで飾り気のない、しかし美しいデザインは、ある意味最もスミスらしい腕時計と言えるかもしれません。ニッケル無垢のベゼルとケース本体は表面の一部を梨地に、そしてベゼルとラグの表面及び側面をポリッシュ加工とした、手の込んだ処理が施されています。

■機能性を重んじたデザイン          サイド・ビューに目を向けると、なだらかな美しい曲線で構成された造形は、あくまで機能性に裏付けられたシンプルなデザインで、そこには本当に必要なものだけで築き上げられたデザインの美学を感じ取ることが出来るはずです。また、良く見るとラグのバネ棒取り付け穴も貫通していません。美しさを拘りぬいた結果と言えるでしょう。

■自社製のニッケル無垢ケースケース      裏蓋を開けるとMade in Englandとステンレス製の裏蓋である表記が刻印されています。ステンレスの裏蓋以外のベゼル及びケース本体は、ニッケル無垢製で、ケースメーカーの刻印が無いことから、恐らくスミス自社製のケースであると考えられます。スミス社は戦前にも、極めてクウォリティーの高い自社製ケースを生産していました。

■1215の名前の由来              モデル名である1215はこの美しいニッケルメッキのムーブメントに由来しています。12はムーブメントの直径を表す単位(ライン)で表記すると12となり、15はムーブメントに使用されたルビーの数である15石を表しています。

■1215は正規の名称              当時の雑誌広告やカタログを見ると1215の名前が使われており、文字盤には1215の記載がないものの、正規の名称であったことが分かります。

■様々な1215の存在             1215モデルにはケースや文字盤、そして針のデザインの差によって様々なバリエーションが存在していました。しかしながら、その基本コンセプトは統一されており、一言で言ってしまうと「シンプル」という言葉が最も適切であると言えるでしょう。ラグジュアリー・ブランドのエルメスや英国の老舗ジュエラーJ.W.ベンソンから生産を依頼されたのもこの時代です。

■極めて小さなスモセコも魅力         1215の共通するデザインに、この小さなスモセコを上げることが出来るでしょう。この時代にはセンター・セコンドは存在していませんが、時計のムーブメントの構造上、最もシンプルにセコンド・ダイアルを配置すると必然的にこの6時の位置になると言ことからスモセコであることも1215のデザイン・コンセプトに合致する要素と言えます。


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2019年2月3日日曜日

マグナムサイズのデラックス!


こんなサイズのスミスがあるなんて!

ヴィンテージウォッチは現代の時計に比べて圧倒的に小さい。そして、その小ささが魅力のひとつとも言えますが、実はマグナムサイズのスミスもバリエーションは少ないですが生産されていました。マグナムサイズとは言え、外径は35mm前後。スミスとしては大きいといったサイズ感ではありますが、その存在感は他を圧倒しています。そして、総合時計メーカーとしての幅広い需要にこたえた証とも言えます。

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■ベルトサイズを16mmとしたデザイン
右側の標準的なサイズのデラックスと比較してみると、ふた周りほど大きく見えるマグナムサイズのデラックス。ケースの外径差はわずか2.8mm。数値以上に大きく見せてるポイントは、ベルトサイズを標準の16mmとしたことで、実際のサイズ以上に大きく見えるデザイン上の工夫が分かります。金メッキの質も銅の含有率が多いピンクゴールド。


■マグナムサイズなのに上品な佇まい
外径34.8mmながら、淡い色合いのピンクゴールドに微妙なデュオトーン文字盤に金のインデックスと針のバランスには派手さは一切なく、英国らしい慎ましやかで上品な佇まいを感じさせます。このサイズにして、スミスらしさが微塵も失われていないデザインには敬服です。



文字盤の大きさが分かります。
ステンレス・スチール製の裏蓋はムーブメントをすっぽりと包み込む独特な形状。簡単に取り出せるムーブメントと文字盤の外径差はかなり大きく文字盤のサイズ感がお分かりいただけるでしょう。通常のモデルではムーブメントと文字盤の外径は、ほぼ同寸です。



独特な形状の裏蓋
裏蓋は器状となっており、そこへムーブメントが収まります。右下の切りかき部分、竜頭の軸をクリアするための物。つまり時計本体から裏蓋を外すと、ムーブメントと文字盤が一緒にはずれる構造になっています。




チラネジ付きの振り子
画面右側に見えるリング状の振り子には、良く見ると幾つもの筒型の突起物が付いています。これはチラネジと呼ばれるおもりで、振子がスムーズに回転するようにバランスをとっています。もともと機能部品でしたが振り子の工作精度が上がるとともに、スミスの場合は1960年代から姿を消します。


■ロードームのレンズはアクリル製
戦前、ほとんどの時計の風防はガラス製でしたが、戦後、ガラスに代わる割れにくいアクリル素材が普及し、スミスにも戦後初期モデルよりアクリル製の風防が装着されるようになりました。ガラスよりも圧倒的に軟らかいため落下時など衝撃を吸収してくれるので、実は時計を守る効果もあるのです。


■竜頭はオリジナル
このデラックスは状態がよいことと共にオリジナリティーが高いことも特筆できます。竜頭は代表的な消耗部品のひとつですが、このデラックスの竜頭は新品時に装着されていた、貴重なオリジナルが残されています。ギザギザ部分の摩耗も少なくまだ使用可能な状態です。



■裏蓋の状態も抜群
時計の裏蓋は腕に装着してしまえば隠れてしまうので、気にされない方も多いのですが、他の部分の状態が良いと、やはりコンディションは気になるもの。多少の使用キズは見られるものの深いキズやヘコミなどのない美しい状態を保っています。




■光の当たり方で表情を変える文字盤
数ある高級品と呼ばれる製品の中でも、時計の文字盤ほど、その質感や表面処理に力を注いだものはないでしょう。このデラックスは質感の異なる表面加工で微妙なデュオトーンを表現しています。さらに光の当たり方で写真のような微妙な表情を見せてくれます。



■1950年代らしいサイドビュー
真鍮に金メッキが施されたこのモデルのケースは、サイドから見ると1950年代らしい厚みのあるいかにも頑強なイメージを与える美しいラインで構成されています。ラグへと流れる曲線は見た目の美しさだけでなく、腕に装着した時の一体感を生み出してくれます。



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2019年1月30日水曜日

ウォッチギャラリー・ビッグベアーに出来ること


当たり前のことですが…

ビッグベアーでは、状態の良いスミスを英国より仕入れ、すべてを分解。ほとんどの消耗部品や問題のある個所を新品部品に交換して日常使用可能な状態にしてから販売しています。当たり前のことのようですが、スミスの新品部品は世界的に絶版状態ですので、充分な新品部品を在庫しているスミス専門店、ビッグベアーだからこそ出来ることなのです。

長年の経験により可能になった部品管理

さらに、スミスのムーブメントには種類が多数あり、異なったムーブメントの部品は流用できないことがほとんど。その上、同じ型式のムーブメントでも、作られた時代が異なると互換性がないことも…。そのわずかな違いを識別できるノウハウと厳密な部品管理が鍵なのです。

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■あえて使い込まれた個体を
今回は、使い込まれて、ヴィンテージ・ウォッチらしい美しいエイジングが魅力のデュオトーン・デラックスを入手いたしました。見た目のエイジングが多い時計は、ムーブメントの状態もくたびれていることが多く、この個体も例外ではありません。




■交換すべき部品も多数
竜頭の巻き心地や、動作には大きな問題があり、分解してみれば、写真のように不具合を抱えたパーツが多数。消耗品だけでなく、通常は交換しないギアやボルトの交換も必要に。一般の時計店では、部品が無く修理不能と門前払いのスミスとなってしまいます。



■もし部品があれば…?!
ゼンマイの軸を巻き上げるギアの歯がいくつも欠けているのが分かります。このまま放っておくと、いずれ殆んどの歯が欠けてしまい、ゼンマイを巻き上げることが出来なくなります。交換パーツが無ければ、放っておくか、一点もので製作という高額の出費となります。ビッグベアーでは、充分なパーツを在庫していますので、このような時計でも修理が可能です。


スミスのアキレス腱は対策部品に
スミスのアキレス腱と言われているボルトスプリングも根元からポッキリと折れています。純正パーツは新品時から5~10年で折れてしまいます。ビッグベアーでは、独自に国内生産した対策部品の用意があります。交換すれば再び折れることは、まずないでしょう。






■ギアが破損していれば即交換
ゼンマイから動力を伝えるピニオン・ギアが破損しています。この部品も絶版で一般的には入手は困難。時計は精密機械ですので各ギアの歯がひとつでもダメージを受けていれば、歩度に狂いが生じてしまいます。部品がなければ、古い時計だから仕方ないと目をつぶって、組んでしまうしかないのです。ビッグベアーでは、即交換して問題は解決します。


■締め付けトルクで金属疲労
こちらは振り子のアッセンブリーを固定しているボルトですが途中で、折れてしまっています。ボルトも長い目で見ると消耗品。スミスの純正品と交換です。ビッグベアーではスミスのすべての純正部品を在庫しているので、スムーズに修理が進みます。



■ウォータープルーフ機能付
このデラックスは1950年代の後期に生産されたモデルで、スナップオン式の裏蓋による珍しいショックプルーフ機構が搭載されています。裏蓋と本体との間には、真鍮製のカラーとパッキンが収まり、生活防水程度の効果が得られます。しかし、竜頭には防水性はほとんどありませんので注意が必要です。


アンチ・マグネティック
振り子のスプリングには帯磁しにくい加工が施されており、裏蓋には、ANTI-MAGNETICと誇らしげに記載されていますがウォーター・プルーフ同様に過信してはいけません!





■交換するのはメカニズムの部品だけ
この使い込まれたデラックスの文字盤。たとえ新品があったとしても、ビッグベアーでは交換することは致しません。精度や耐久性を本来の状態にするための修理は行っても、文字盤やケースなどの修復は極力避けます。エイジングの表情は、その個体が使い込まれてきた証であり、美しさでもあるからです。そして、美しいエイジングとは全体に調和がとれているものであり、文字盤だけを交換するとバランスが崩れてしまい、そこには違和感が生まれます。


■各部に宿ったエイジングの魅力
デッドストックやミントコンディションの個体には、その製品本来の美しさがありますが、この個体のように使い込まれ、年輪が刻まれた時計には、新品にはない固有の魅力が宿っています。ビッグベアーでは、これもまた、ヴィンテージ・ウォッチの魅力としてとらえ、汚れは徹底的に落としますが、美しい表情は残すように心がけています。


■ぼろは着てても心は錦!
表現が大袈裟かもしれませんが、使い込まれたエイジングにより外観はヤレていてもムーブメントは、徹底的に修復が施されており、本来の精度と耐久性を取り戻しています。ビッグベアーでは、これもヴィンテージ・ウォッチのひとつの美学と考えています。




■ビッグベアーに出来ること
ほとんど使用されていなかったミントコンディションのスミスを調子良く動作させるのは、時計士にとって、難しいことではありません。基本的なオーバーホールを行い歩度の微調整をすれば良いからです。しかし、今回のデラックスは、いわば、ほとんどの時計士に見捨てられてしまう時計。動作させるには膨大なコストと時間、そしてノウハウとが必要な重傷患者でした。このデラックスを甦らすことは、ビッグベアーに出来ること。いや、ビッグベアーにしかできないこと。そう考えて、あえて、挑戦した大手術だったと言って良いでしょう。


■ムーブメントのエイジングもそのままに
過去に、何度も繰り返されたオーバーホールと修理により、ムーブメントの各部にも刻まれたキズやエイジング。ビッグベアーでは、徹底的な修復を施しましたが、エイジングは、極力残し経年により生まれた表情をだいじにしました。




■ゆっくりと竜頭を巻いていただきたい
苦難の道をくぐり抜け、生還を果たしたスミス・デラックス。多数の部品を交換しましたが、外観上、新品に交換したのはレンズとベルトのみです。

新品当時の、いや、恐らくそれ以上の精度と耐久性を手に入れた、このデラックスを気に入っていただけた方は、こちらの商品ページを…。


2019年1月20日日曜日

ロンドンの老舗ブランド、アスプレイの美学


ロンドンの老舗ブランド、アスプレイの美学

アスプレイは、今でも英国ロンドンのニュー・ボンド・ストリートに構えるウィリアム・アスプレイにより1781年創業の老舗ジュエラーです。アスプレイ・ブランドの貴金属の他、フルオーダーによる、別注品の製作にも力を入れ、独自の工房を持つことでも知られています。モノづくりに注ぎこまれた、伝統により築き上げられた気品、そして、最上級の品質へのこだわりとが、アスプレイの美学と言えるでしょう。今回は1950年代にスミス社が手掛けた英国の名品アスプレイの腕時計を取り上げます。



■アスプレイであることの証
イタリックの筆記体文字のロゴには、単に美しいだけではなく、長い歴史を背負って長年のあいだ使い続けれらた伝統に裏付けられた、最高品質のものにだけ冠することのできる証としての意味があります。そして、盤面に刻まれた曲線と直線とのハーモニーは、その内面に秘めた美しさの象徴といえるでしょう。※1950年代のロゴは現在の物とは異なります。




デニソン・ケースであるということ
9金無垢ケースには、アクアタイトと呼ばれる英国の名門デニソン社製の防水機能を備えた当時の最高品質モデルが採用されています。袋状の竜頭は、その美しさと機能性とを兼ね備えた一流品です。人の手が触れるパーツだけに、心地よい感触を生むデザインには最大級の心配りが感じられます。



■機能性から生まれた造形美
このアスプレイに使用されているデニソン社製防水ケースの裏蓋には、六つの独特の窪みが形造られています。この金無垢ケースは防水性を高めるために、裏蓋がネジ式となっており、開閉の際に工具を固定させるための溝の役割を果たしているのです。この形状にするために、また、ネジの溝を施すためには通常の金無垢ケースよりも遥かに厚みを増やさなければならず、結果的にヘビー・ウェイトケースとなっています。また、裏蓋の刻印にあるように、この時計は長年の勤続の証として、スティートリー社より社員へ贈られたものです。恐らく受け取った社員は、金無垢時計の重量感に、そして、裏蓋の美しい刻印と、当時、最先端であった防水ケースの造形に心躍らせたに違いありません。


■隅々にまで及ぶ上質
ムーブメントに目を向けると、そこにもアスプレイならではのこだわりを感じることが出来ます。1958年というと、スミス社のハイクウォリティー・モデルであっても、ほとんどの時計には写真のようなショックプルーフ機構が採用されてはいませんでした。十字架の形のスプリングで軸受の一部を受け止める耐衝撃機構もアスプレの高品質へのプライドと言えるでしょう。

★アスプレイの商品ページはこちらから。



2019年1月10日木曜日

スミス・エベレストの中でも偉大な歴史を所有できるのが、このモデル


ヒラリー卿のデラックスと同じデザインのエベレスト

1953年に英国の登山部隊に所属していたオーストラリア人のエドモンド・ヒラリー卿がエベレストに初登頂したのは周知の事実ですが、その際にヒラリー卿が付けていたのがスミス・デラックスであったことはあまり知られていません。さらにヒラリー卿は記者会見でエベレストの山頂で彼のスミス・デラックスが、極寒の中、完璧に動作していたと発表し、スミス社は、その偉業を記念してエベレスト・モデルをリリースしました。その後、スミス社は当時、ヒラリー卿が身に着けていたデラックスと同じ文字盤デザインのエベレスト・モデルをリリースしたのですが、今回紹介するモデルは、まさに、そのエベレストなのです。このエベレストこそ、ヒラリー卿のスミスと呼ぶにふさわしいモデルなのです。


■個体数の極めて少ないエベレスト
このエベレストは、元々、生産数が少ないエベレストの中にあって特に稀少性の高いレア・モデルといえ、市場には滅多に表れません。その上、今回は極めて良い状態の個体が入荷。ケースは、ほぼ新品状態で、文字盤も微かにエイジングが見られるものの、ミントコンディションと呼べるものです。



■裏蓋には美しい刻印が
このケースは9金無垢の3ピースで、太いラグのデザインとテーパーの美しいベゼルと裏蓋とがゴールドの輝きを一段と引き立てていて魅力的です。また、裏蓋の表面には美しい刻印が刻まれており、この個体の個性となっています。





文字通りスミスの頂点エベレスト
スミス社のエベレストはエドモンド・ヒラリー卿がエベレスト初登頂の際にデラックスを身に着けていたことがきっかけで生まれたモデルでしたが、文字通りスミスのフラッグシップとして、インペリアルと共に19石、25石とアップグレードを重ねながら歩んだスミスの頂点と言えるモデルといえます。


■ホールマークの秘密
金無垢ケースの裏蓋を開けると、内側には、ホールマークという刻印が刻まれています。中央、一番上の9とその真下にある、
・375は共に9金を表し、純金24金に0.375をかけると9金となります。上から二段目には左にお城のマークがあり、これは、エジンバラの税務署を表し、右側のアルファベットはイヤーマークで大文字のGを表しています。これらふたつにより、1962年に製造されたことが分かります。

■精度の高いチラネジなしの振り子
このエベレストの振子は工作精度の極めて高いチラネジなしの振子が採用されており極めて正確な歩度を生み出します。また、振子の軸受には、十字架状のスプリングが施され落下などによるショックを吸収。とても繊細な軸先端の破損を防いでいます。




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