2017年3月17日金曜日

センターセコンドのスミス アストラル


スミス アストラル

スミス社のハイグレード・モデルのアストラルはデラックスが伝統的なデザインをテーマにしていたのに対し、モダン&シンプルをコンセプトとしていました。

簡潔でエッジのきいたケースデザインや装飾を少なくしあっさりとまとめたパール調の文字盤など、今見れば充分ヴィンテージな表情も、当時は新しさに溢れたデザインでした。

薄型のスリムライン

このアストラルは、1960年代に流行したスリムラインを取り入れた、薄型ケースが採用されています。実際にムーブメントが薄いわけではなく、ムーブメントのエッジ部分をテーパー状に削ることで、真ん中部分よりも周囲を極端に薄くしたケースに搭載可能としました。

それにより、腕に装着した時、サイドが薄く見えて、薄型の時計の印象を与えるというわけです。特にセンターセコンド用の17石ムーブメントは、時計としてベーシックなスモール・セコンドの秒針位置をわざわざ、ギアを追加してセンターに移しているため、ムーブメントの厚みが増えています。その厚みを感じさせることなくスリムに見せる巧みなデザインといえます。

高性能モデルをリーズナブルに

この時代のアストラルには一生モノの高性能ムーブメントが搭載されていますが、文字盤や裏蓋に少々気になるエイジングが見られるため、思い切ったリーズナブルな価格設定としています。税込価格 35,900円一年間保証付

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