2026年7月9日木曜日

 英国スミス社製時計の専門店 ウォッチギャラリービッグベアー

スミス専任時計師の店主による
"スミスのブログ"

新入荷のスミス⓭
「戦後スミスの最初期モデル
~銀無垢デニソンケースの1215モデルが入荷!~

戦前の佇まいを味わう

戦後初のスミス社製腕時計は、1946年にリリースされたと言われています。

そして、この1215モデルに採用されたデニソン社製銀無垢クッションケースは、ケース裏蓋のホールマークから1946年製であることがわかります。

写真中央左から錨、ライオン、Wのマークで、
1946年製造であることが分かる


つまり、このモデルは戦後最初期に生産された1215モデルの一本であるといえるでしょう。


独特なデザインのクッションケースやオニオンワインダーと呼ばれる玉ネギ形状の竜頭、そして、フラットな文字盤にシンプルな青焼針など戦前の雰囲気を残した佇まいを味わうことができるところが、このモデルの大きな魅力です。



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1916年の雑誌広告と1890年代にスミス社が試作したと考えられている腕時計

戦前のスミス社製腕時計とは?

スミス社は戦前、1870年代からスイスのロンジンやゼニスなどの名門時計メーカーに製造を依頼し、数多くの懐中時計を販売してきました。


さらに、1910年代~30年代にかけては、そのバリエーションは少なかったものの、やはりロンジンなどのスイスメイドの腕時計もラインナップに加えました

そして、本格的に腕時計の製造を自社工場にて、開始したのは戦後間もなくのことといわれています。



クッションケースの個性

この時計を一瞥したとき、真っ先に目に入るのは、何と言ってもデニソン社製の銀無垢クッションケースのデザインとまるで懐中時計のような形状の竜頭でしょう。


クッションケースとオニオンワインダーの組み合わせは、戦後初の腕時計として開発された1215シリーズの中でも最も戦前のデザインを色濃く残したモデルといえます。


銀無垢ケースの重厚感のある佇まいと愛嬌のあるデザインとは、見事に調和したスミスらしい個性を感じさせてくれます。



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細部まで入念に作り込まれたケース

スミスが、特に戦後初期のモデルに多く採用していた英国の老舗ケースメーカーのデニソン社製のクッションケースは、全体的なミニマムでスキのないデザインが魅力的です。


また、細部の仕上げの秀逸さは、長く使い込むことで気づかされる奥深い英国的なデザインであるといえるでしょう。


煌びやかさや、派手さとは無縁な余計なものを全てそぎ落とした潔さのとは裏腹に、細部にはきめ細かな神経を注ぎ込まれたデリケートな仕上がりを見ることができるのです。



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1940年代のベルトが似合う

この1946年製造の1215モデルには、当時のデッドストックベルトを装着してみました。


その理由は、第一に当時にしかない形状のバックルデザインの良さや丁寧に仕上げられたクラフツマンシップを感じさせる仕上がりによるマッチングの良さにあります。




そして、第二の理由は、バネ棒を使わない特異なラグ形状から、上の写真のような1940年代普及していたオープンエンド形状のベルトでないと装着できないことにあります。


すべてのスミスにデッドストックのベルトを着けるわけにはゆきませんが、この稀少なオリジナリティーの高い銀無垢1215には、特に良く似合っていますね!


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手に取った時の佇まい

これ以上、捨て去るものは何もない。それほどまでにシンプルに徹したデザインのデザインはスミスが目指した美学である質実剛健を見事に体現しているといえるでしょう。


実物を手に取ってみると、その、とても小さなサイズ感とシンプルながら細部にまで繊細に気を配られたデザインには、戦前から引き継がれた英国らしい伝統とスミスの個性とがみごとに融合した完成度の高い逸品であることを思い知らされることでしょう。


このとても状態の良い1946年製銀無垢1215に心惹かれたら、商品ページをご覧下さい。

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