英国の老舗宝飾店「ガラード」の腕時計
ガラード社は、そのルーツが18世紀終わりより続く英国の老舗宝飾店です。1870年には、ヴィクトリア女王にダイヤモンドの王冠を製作し、これを着用した姿がヴィクトリア女王の代表的イメージの一つとなっていることでも有名。そんな老舗宝飾店のガラードがスミス社へ腕時計の生産を依頼して出来上がったのが、このスーパークウォリティーの腕時計なのです。
現在はロンドンのアルバマール・ストリートにありますが、当時、ロンドンのリージェントストリートにあったショップには、華やかではありますが英国らしい落ち着きのある宝飾品が並んでいたことでしょう。そんな一流ブランドの時計の生産にスミス社が選ばれたことは、いかにスミスの技術力とセンスが評価されていたかがわかります。
そのデザインは、どう見てもまるでデラックスのデュオトーン・モデルそのもの。ロゴが「GARRARD」になっただけで、ここまで雰囲気が変わってしまうのは驚きです。全てをガラードから任されたであろうそのデザインの素晴らしさは、いかにオリジナルデザインのデラックスの完成度が高かあったかを知ることができます。
裏蓋にはBRの刻印が施され、プレゼンテーションウォッチとして、使われていたことがわかりますが、1964年と言えばBRはスミス・デラックスのホリゾンタル・ライン・モデルも使用しており、何を持ってこのふたつのブラアンドを使い分けていたかがとても興味深いところです。
デラックスのスモセコ用15石ムーブメントチューニングして18石にする手法はベンソンなどにも採用されていますが、ショックプルーフ機構と共にシリーズ中、最もクウォリティーの高いキャリバーとなっています。
★スミスを存分に味わったユーザーが、さらなる英国の上質を求めた時には★
★このガラードをお薦め致します★
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