2018年3月17日土曜日

アストラルのレア・モデル


太いベゼルが別格な雰囲気を持つアストラル

一見、1960年代後期のアストラルのスモセコ・モデルと思われるかもしれませんが、このモデルは、1960年代前期の極めてレアなアイテムです。文字盤は全く変わりませんが、ケースが異なります。ベゼルに厚みがあり、ラグが左右ほぼ平行に伸びていところが大きく異なり極めて少量の生産と言われています。




また、裏蓋の刻印は多く見られるBR=British RailwaysではなくWarings Ltdのものです。刻印には1964年と刻まれていますが、このケースが生産されたのは1963年です。






本体と裏蓋が一体化した2ピース式のケースはエッジの効いたデザインが魅力のアストラルらしいモダンな印象を与えます。竜頭はオリジナルと思われ消耗も少なく使用頻度が少なかった個体であることがわかります。




ムーブメントには、ショックプルーフ機能付きの熟成した15石Cタイプムーブメントが搭載され、極めて優れた精度と信頼性を誇ります。







このモデルは極めてレアで、さらにコンディションも抜群ですが、残念ながら文字盤の12時部分に塗装の剥がれが見られます。一瞥した際には、ほとんど気にならないレベルですが、この塗装剥がれを考慮してとてもお求めやすい価格設定となっています。この部分が気にならない方には、極めてお得なアストラルと言えるでしょう。

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