2018年5月29日火曜日

オースティンのプレゼンテーションウォッチのお薦め品!


素晴らしい状態のオースティン・スミス・デラックスが入荷!

1905年創業の英国の自動車メーカー、オースティン社が創業50周年の1955年に、社員へ贈ったスミスの金時計は世界的にコレクターの人気があり、価格も高騰しています。今回入荷したオースティン・スミス・デラックスは、ボックスが付属していないことで、とてもリーズナブルなプライスとなっています!オースティン・オーナーはもちろん、ひとつのスミスの頂点と言えるこのモデルを狙っていたあなたには、またとないチャンスと言えるでしょう!6月15日までは、さらにセール価格ですので必見です!

このスミス・デラックスは9金無垢ケース、デュオトーン・ダイアル、そしてスモールセコンド・ダイアルと、スミスのハイエンド・モデルの魅力が満載のデラックスです。メリハリのあるデュオトーン文字盤は、このモデルの最大の個性と言えるでしょう。






BWC製の金無垢ケースは3ピースの塊り感のある重厚なデザインの中にエレガントな曲線を取り入れた気品のあるスミスらしいデザインです。腕に着けると金無垢の温もりや軟らかさを感じ取っていただけることでしょう。そして、文字通り手放せなくなるのが、金無垢デラックスの魅力なのです。







デュオトーンの文字盤は、写真で見ていただける通り、光の当たり方でその明暗が反転します。初めの写真では中央部が白っぽく見え、左の写真では、逆に外周が白っぽく見えます。どの写真が実物に近いというのではなく、すべてがの表情を持ち合わせている。それがデュオトーン・ダイアルなのです!






スミスの金無垢ケースの殆どは9金を使用しておりスイス製の18金とはその主張の度合いが異なります。ひかえ目で、上品、そんな英国的な味わいを存分に味わうことの出来るのが、9金無垢ケースの魅力ではないでしょうか。





そして、もちろんこのデラックスの最大のチャームポイントは裏蓋のAUSTINの刻印でしょう。スミス社との関りが深かったオースティン社がプレゼンテーションウォッチのベースに選んだ腕時計は、もちろん、スミス・デラックス。オースティンのオーナーやスミス・コレクターには見逃せない個体と言えるでしょう!




1954年のスモセコ・デラックスには、15石ムーブメントが搭載されています。そして、振子に注目すると周囲に沢山の突起物が確認出来ます。これらはチラネジと呼ばれ、振子がスムーズに回転するためのバランスを取る役目を果たしています。






複雑に絡み合ういくつものギアの輪列はゼンマイの力を回転数を増やしながら振子へと伝えて行きます。そして、振子の動きが正確な歩度に制御して、時間を司っています。スミス・デラックスには、高い工作精度で造られた部品が使用され、精度の高い歩度と、定期的なオーバーホールさえ行っていれば半永久的な耐久性が保証されています。



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2018年5月22日火曜日

クロームメッキのスタンダードはコレ!



稀少なクロームメッキのスタンダード

金無垢のスミスも魅力的。でも、中にはちょっと控えめなクロームメッキ・ケースをあえて好まれる方もいらっしゃいます。そんな方々に人気のモデルが、今回紹介させていただく青焼針とスモセコが目を引くデラックスです。この個体は、全体に使用感はございますが、だいじに使われてきたことが伝わってくるニアミント・コンディションのレア・モデルです。特にブルースチール・ハンズの青い輝きとムーブメントの状態の良さは特筆に値します!

スミスの中では、クロームメッキのケースは、意外と少数派。その中でも、このデラックスは1950年代初期の稀少性の高いモデルです。青焼針とスモセコが人気の秘密であることは間違いない。しかし、それらに加えて、このデラックスには極めてレアな要素が…。





ムーブメントにきざまれたSMITHSのロゴ。実は1950年代生産のスミス製のムーブメントの殆どにはSMITHSのロゴは刻まれていません。このモデルには1940~1950年代最初期にのみ生産されていたSMITHSのロゴ入りムーブメントが搭載されています。このモデルは1940年代には生産されていなかったので、1950年代の最初期に少量生産されたデラックスの貴重な一本と言えます。

しかもこのデラックス、状態が極めて良く、3ピースのクロームメッキ・ケースや文字盤はもちろんのこと、ムーブメントの状態が特に素晴らしく、新品当時の精度を保っています。





裏蓋にも微細な使用キズはありますが、エイジングはほとんど見られないことから、この個体が、だいじに使われてきたことが分かります。状態の良いクロームメッキ・ケースのデラックスをお探しの方には特にお薦めの個体です!



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2018年5月20日日曜日

ハイエンド・デラックスの佇まい


趣き深い地紋、レッドアロー、そしてスクリューバック

1960年生産のハイエンド・デラックス。美しく上品な文字盤の地紋、透明感のある
キャンディーレッドの秒針、スクリューバックのデニソンケース、そして、
重厚感のある竜頭…。そのどれをとってもハイエンドにふさわしい佇まいがある。

特別なデザイン、そして、特別な仕上がり。何処に目を向けても特別感のある仕様が、ハイエンド・モデルである証。手に取るだけで、その重量から、このデラックスがただものではないことが分かる。




ベゼル一体型の分厚いケースから、美しく伸びるラグにはどの角度から見ても妥協のないデザインポリシーを感じさせる。そこには大胆でシンプル、そして奥深い調和の取れた美意識が存在している。






竜頭のふくよかなラインにも存在感を感じさせる。周囲に刻まれた深い溝は巻きやすさや心地よい操作感を生むための機能美が結実したデザイン。ケースから伸びた筒状の突起と重なり合うことで防塵、防水性を高めた二重構造を形作っている。




文字盤に刻まれた地紋はセンターと周囲とで異なり、複雑で奥深いニュアンスを生み出している。この贅沢な地紋の上をレッドアローがビビッドな色を差しスミスらしい個性を演出する。センターセコンドならではの美しさと言えるだろう。





裏蓋はスクリュー式で、それゆえ厚みのあるケース形状となり実際の重量から伝わる重厚感が本物の佇まいとなる。さらに表面い深く刻まれた刻印がこの個体のヒストリーを物語り、魅力を更に増している。





裏蓋を専用工具により回転させて開けると、その内側にはホールマークをはじめ、このモデルのアイデンティティーを示すデータが現れる。デニソン社の中でもハイエンドのアクアタイトは文字通り防水ケースであることを示し、「9」で始まる四つのマークは9金無垢や1960年製造を示している。





振子の周囲に見える突起物はチラネジと言って振り子が均一に回転するために取り付けられたバランサーの役割をする極めて小さなネジ。1960年代後期からは、工作精度が向上して、チラネジは廃止された。1950年代を感じさせる貴重な名残といえるだろう。今となっては趣き深い機能美である。


センターセコンドはスモールセコンドよりも見た目がシンプルなため、簡単な構造に思われがちだ。しかし、実はスモールセコンドが時計のベーシックであり、6時の位置からギアを介して秒針をセンターに移動しているため、中身はご覧の通りギアの階層が二階建てとなり複雑となっている。



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2018年4月15日日曜日

愛おしくなるデラックス


人気のデュオトーン・デラックスがアウトレット価格!

金無垢、デュオトーン、そして、スモセコとスミス・デラックスの人気要素が三拍子そろったお薦めアイテムが、アウトレット・コーナーに登場です!使い込まれたヴィンテージ感溢れる味わい深いデラックスが10万円を切りました!

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★1953年英国スミス社製9金無垢デラックス★
税込価格:99,900円

ヴィンテージ・ウォッチらしい味わいがある文字盤と金無垢ケースとの組み合わせ、そして、しっかりと整備された保証付のムーブメントは普段使いにも活躍します!


スミスの金無垢ケースにはお馴染みの裏蓋の刻印。美しく刻み込まれたアルファベットには風格があります。これもまた金無垢スミス腕時計の大きな魅力と言えるでしょう。

光の当たり方で表情を変えるデュオトーンのスミス・デラックス。一日の生活の中での様々なシチュエーションで、使い込まれたデラックスは愛着のある道具となり、愛おしさすら感じられる相棒になって行きます。そんな時計は滅多にあるものではございません…。
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古典的なギリシャ数字をモダンに使ったアストラル


ギリシャ数字のアストラル

スミス・アストラルはスミスの中ではシンプルでモダンという位置づけのシリーズです。そんな中で、このアストラルは文字盤にギリシャ数字を採用しています。通常ギリシャ文字を文字盤に使用するとクラシックで古めかしいイメージとなるのですが、そこはモダンなアストラル、ギリシャ数字をうまくデザインしてポップなイメージに仕上げています!

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★1961年英国スミス社製9金無垢アストラル★
税込価格:399,000円

懐中時計の文字盤に、採用されることの多いギリシャ数字。シンプルでモダンをデザインコンセプトにしていたアストラルの文字盤にギリシャ数字を採用したのはスミスにとって冒険であったに違いありません。古典的なギリシャ数字にモダンなデザインを加え見事にアストラルらしいモデルに仕上げたています。艶あり不透明なレッドアローとのマッチングも素晴らしいの一言。



オリジナルの竜頭のサイズ感もこの時計にピタリとマッチしています。ほとんど使用感のないコンディションは、このレア・モデルのアストラルの大きな魅力です。個性的なアストラルとして、コレクションに加えていただきたいアイテムです。





一般的なデラックスと比べると文字盤の周辺部分の湾曲率の高い1960年代アストラルのデザイン。エッジの効いたベゼルとハイドーム形状のレンズもアストラルらしい魅力です。






シンプルではありますが凝った形状のケース裏面。スモセコよりも中央部が一段分厚みのあるセンターセコンド用ムーブメントをスマートにクリアーしているグッドデザインと言えるでしょう。





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★1961年英国スミス社製9金無垢アストラル★
税込価格:299,000円








さりげなさに隠れた奥深い魅力


奥深い魅力のある個性派デラックス

スミスの中でも一番人気の高いデラックス。一言でデラックスといっても、1950年代初期から1960年代後期まで生産されてきただけあり、そのバリエーションの多さも一番かもしれません。ブルースチールやデュオトーン・ダイアル、そして、ホリゾンタル・ライン・ダイアルなどの代表的な人気モデル以外にも、実は魅力あふれるモデルがたくさん存在しています。今回ご紹介するセンターセコンドのこのモデルも実に趣きあるデラックスです。

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1962年英国スミス社製9金無垢デラックス
税込価格:199,000

オーソドックスな9金無垢ケースとシンプルな文字盤に見えて、実は数字の書体には個性的なデザインが採用されています。よく見ると普通のアラビア数字とは異なった各数字共に主張の強いデザインが奥深い趣きを感じさせてくれます。

また、文字盤には丸いドットの、そして針にも夜光塗料が施されています。さすがに製造後55年以上が経過しているため、すでに効力は失ってはいますが、ヴィンテージ・ウォッチとしての味わいのあるデザインと言えるでしょう。

ややピンクがかったオフホワイトの文字盤は、英国製品ならではの上品な9金とともに軟らかい風合いの印象を与える極めて優美なデラックスです。もちろんメンズ・ウォッチとして生産されていますが、その大きすぎないサイズ感も伴い女性が身に着けても違和感のないデラックスと言えるでしょう。

裏蓋には、とても美しい刻印が施されており、レコード会社のEMIが社員へ贈ったプレゼンテーション・ウォッチであったことが分かります。また、1962年に生産、そして、送られたのも同年の1962年と言うことから、1962年生まれの方にも特におすすめできるスミス・デラックスと言えるでしょう。


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1962年英国スミス社製9金無垢デラックス
税込価格:199,000



2018年4月5日木曜日

1975年のアストラル


スイス・ムーブメント搭載のレアモデル

1970年代に入りスミス社は時計事業を総括するブランドとしてASTRALを立ち上げます。それに伴い腕時計のムーブメントにはスイス製や日本製のコストパフォーマンスに優れたキャリバーを採用することになります。そして、特にこのアストラルのようなハイエンドモデルにはスイス・ムーブメントが搭載され精度と耐久性のさらなる向上に努めました。


裏蓋にはイートン社が社員へプレゼンテーションウォッチとして贈った証としての刻印が美しく刻まれています。







裏蓋の内側にはホールマークが刻まれ、この時計が1975年製造であることがわかります。このアストラルは裏蓋の刻印の日付と製造年が一致する珍しいパターンですが、1975年生まれの方には、素晴らしい生まれ年スミスとなるのではないでしょうか…。




ムーブメントに刻まれたスイス製の17石を表した刻印。当時スミス社がスイスや日本製のムーブメントのコストパフォーマンスに追従できなかったとは言え、結果的に質の高いムーブメントが搭載されたのは事実です。






ルビーが埋め込まれたムーブメントのプレートには、複雑で美しい地紋が施されており、機能性だけではなく、デザイン性にも気を配られていたことがうかがえます。1960年代のキャリバーとは異なるセンターセコンドであってもフラットで薄く設計された外観からも技術力の高さと進化がわかります。


可能な限り部品点数を抑えたシンプルな振り子周りの設計。赤く見える部分にはルビーがふたつ重なっており、その上を金色のスプリングで押え耐衝撃機能を生み出しています。それらの、各パーツには計算されつくされた機能美が宿り、その合理性が魅力です。



17石であること、また、INCABLOCはショックプルーフ、つまり、耐衝撃機能付という意味です。







シンプルなデザインの3針は、どれも極めて美しい状態を保っていますが、分針の付け根付近には、拡大することで、とても浅いキズが見られます。肉眼では見つけづらいこのキズが、このアストラルの唯一の欠点と言えるかもしれません。





オリジナル・ボックスの前面に備わる小さなプッシュボタンはお洒落なオープナー。1970年代に入ってからのアストラル純正化粧箱です。







金無垢ケースのサイドビューを見ると、エッジ部分もオリジナルのシャープさを保っており、磨き上げた痕跡は全く見られず、素性の良さがわかります。繊細かつシンプルなラインの構成により構築された美しい造形は後期のアストラルならではの魅力です。



ほとんど使用感のないオリジナル・ストラップ。金無垢ケースの裏面に刻印が無ければ、デッドストックということになるのでしょうが、オリジナル・オーナーすらほとんど使用しなかった、まさに驚愕のコンディションのアストラルです!

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