2022年10月26日水曜日

   スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~Smiths Life Style #0001

「いつもの日々にスミスが加わるということ」 
その1




「スミスの時計は、英国のスタンダード」

スミス社のデラックスやアストラルなどを代表とする高品質ウォッチは、スイスのジャガールクルト由来の極めてハイクウォリティーな英国生産のメカニズムと、古き佳き英国のエッセンスが凝縮されたような優れたデザインが、英国のスタンダードとして長きに渡り愛され続けています。

そんな、すべてが英国そのものと言えるスミスを、日常に取り入れるということは、英国を手に入れたことに他なりません。




「普段着に合わせても主張しない」


スは、そのサイズ感や控え目なデザインが、過度な個性を嫌う英国らしく、特に現代のファッションには普段着であっても上品に馴染んでくれます。


全てを英国製で揃えなくとも、スミスを腕に着けているという、それだけで、主張過ぎることなく、全体を英国的なセンスにまとめ上げてくれるのです。






「そのひと手間が趣味の世界へと誘う」

スミスのほとんどのモデルは、手巻式です。そのため使う時には、竜頭を巻いてゼンマイに動力を蓄えたり、時刻を合わせる必要があります。

反面、電池交換の必要はなく、半永久的に使用できるのです。

竜頭を巻くという、そのひと手間こそが、時間を知るための道具以上の趣味性の高い楽しみとなり、そこから、さらなるヴィンテージ・ウォッチの世界へとあなたを誘ってくれるのです。




「1950年代の英国をお楽しみいただけます」

初めて、ヴィンテージ・アイテムを手に入れる方にとっては、毎日使うと壊れてしまうのではないかといった不安から、実用の時計としてお使いいただけないと感じてしまうことがあるかもしれません。

しかし、ビッグベアーのスミスは、外観の美しさや、ヴィンテージウォッチならではの味わい深い風合いはもちろんですが、ムーブメントをスミスの工場出荷時と同等以上のコンディションに仕上げ、さらに3年間の動作保証付ですので、いつもの生活に、安心して加えていただくことが出来ます。

あなたの生活に、英国製ヴィンテージ・ウォッチであるスミスが加わること。ただそれだけで、古き佳き英国を手に入れたような喜びが、そして、いつもの日常に、今までなかった楽しみが加わることでしょう。

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2022年9月3日土曜日

  スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~時計師の仕事場 #0021

「自動車の歴史と共に生きて来たスミス」 

1954年オースチンのデラックス金時計(second grade)



1905年に創立した英国の自動車メーカー、オースチン社が、創業50周年を迎えた1955年に、25年以上勤続の社員へ贈った金無垢の時計(プレゼンテーション・ウォッチ)のひとつが、この9金無垢ケースのデュオトーン文字盤デラックスです。

英国車のほとんどのメーターを製造していたスミス社は、自動車メーカーとの関係が深く、ローバー、オースチン、モーリス、レイランド、そして、ブリストルなどの大手と呼ばれる自動車メーカーのプレゼンテーション・ウォッチを担っていました。





「オースチンである証」

金無垢ケースの裏蓋には、オースチン社が、創業50周年の記念として、社員へ贈った証が美しく彫り込まれています。

また、贈られた際には、後述のオースチンの紋章入りプレゼンテーション・ボックスが付属していました。





「様々な表情を持つデュオトーン文字盤と金無垢ケース」

オースチンのプレゼンテーション・ウォッチとして採用された、このデュオトーン・デラックスの文字盤は質感の異なる表面処理により、光の角度や強弱で様々な表情を見せてくれる極めて奥深い魅力を持ったフェイスに仕上がっています。

また、英国BWC社製の9金無垢ケースは、力強さを感じさせるラグの形状などにより、外径31.8mmと小ぶりな時計でありながら、上品で英国製品らしい存在感を放っています。





「その個体の情報は裏蓋のホールマークで分かる」

金無垢ケースの場合、裏蓋を開けるといくつかの刻印が施されており、それらから、その個体の情報を知ることが出来ます。

上部に3つ三角形を描くように配置されたマークは、9金無垢であることと、1954年に製造されたことを示し、その下の「・375」は、金の純度を、そして、菱形の罫で囲まれた「BWC」はケース・メーカーを表しています。

これらのホールマークは、元々、税法上の決まりで、製造時に刻印されていましたが、今では、金の純度や製造年、そして、メーカーを知るための極めて重要な手掛かりとなっています。







「スミス&オースチン純正、革張りボックス」

オースチン社が1955年に社員へ贈ったスミス社製9金無垢デラックスには、オースチンの紋章などが金箔押しされた、革張りのプレゼンテーション・ボックスが付属されていました。

真鍮製のノブを押してボックスを開けると、内部には上質なライニングが施され上蓋の内部には、SMITHS De Luxe のロゴが金箔押しされています。

いかがでしたでしょうか、メーターを通じて自動車の歴史と共に生きて来たスミス社の、時計メーカーとしての役割をお分かりいただけたでことでしょう。

オースチン車のオーナーに限らず、自動車の歴史と深い関りを持っていたスミス社の時計。そこに、奥深いヒストリックな魅力を感じ取っていただけたのではないでしょうか。

今後も、モーリスやローバーなどのプレゼンテーション・ウォッチを取り上げて行く予定です。




















 

2022年8月31日水曜日

スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~時計師の仕事場 #0022

「1950年代スミス15石手巻腕時計のメカニズムを覗く」 

分解組立作業から時計の仕組みを知る


Example=1954 Smiths De Luxe





「分解から分かること」

金無垢ケースからムーブメントを取り出し、分解し、すべての部品をチェックしながら、洗浄液につけ込み、ゴミや古いオイル/グリスなどを取り除き、油脂類を施しながら組立ます。

一般的に、この作業を分解掃除(オーバーホール)と呼び、英国ではクリーン&サービスなどと言います。

当時の機械式時計は気密性が低く日常使用することでゴミの侵入は避けることが出来ず、オイルやグリスの寿命は5年と言われているため、オーバーホールは、使用頻度により、必ず2~5年に一度は行わなければ良い状態を保つことができません。

また、分解することで、各部の状態を点検することが出来、消耗部品を交換したり各部の不具合を把握できると言う訳です。







「ゼンマイの動力が振り子へ動力を伝えるまでの仕組み」

このデラックスには、15石の高精度ムーブメントが搭載されていますが、上の写真は、ゼンマイの動力が振り子へ伝わるまでのギアを組んた状態です。一番奥にある大きなギアは、日本では香箱と呼ばれている、内部にゼンマイが収まる筒状のギアです。

香箱自体がゼンマイの反力で回転し、ムーブメント中央の分針に繋がる軸を持つギアを一時間に一回転させ、手前左のインターミディエイト・ギアへ動力を伝え、さらに中央の秒針に繋がる軸を持つギアを一分間に一回転させ、次に、銀色のガンギ車という特殊な形状のギアへと動力を伝えます。

このガンギ車は、その先のアンクルという部品と共に、回転運動を往復運動へ変換させ、その動きは振り子の往復回転運動の動力となり、振り子の正確なリズムが時計全体の動作を制御しているのです。





「指の力を蓄えるゼンマイ」

上の写真は、ゼンマイが収まる真鍮製の香箱の蓋を開けた状態で、筒状のケースの外周にはギアの歯が並んでいるのが分かります。

竜頭を巻き上げることで、軸を回しゼンマイが巻き上げられ、蓄積された指の力が、時計の動力となります。

前述したように、幾つものギアを経て、また、その回転運動が往復運動に変換され、振り子を往復回転運動へと導きます。






「一秒を生み出すメカニズム」

そして、振り子は、正しい時刻を常に表示させるためのリズムを生み出しています。

つまり、時計の動力系統のすべてのギアは、振り子のリズムに従って一定の秩序を保っていますが、秒針、分針、そして、時針の軸は、異なるギア比によって、60秒、60分、そして、12時間で一回転するように巧みに設計されているのです。

振り子が一秒という正確なリズムを作り出す仕組みを理解しようとするのは簡単ではありませんが、大まかな機械式時計の仕組みを把握していただくと、実際にスミスを日常的に使用した際の親しみが、いっそう深まるのではないかと思います。

2022年8月26日金曜日

  スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~時計師の仕事場 #0020~

「この個体にしかない魅力とは」 

1957年青焼針のデラックス 





「ここまで使い込むのは難しい」

このデラックスを始めて目にした時の、第一印象は、エイジングのクールな佇まい以外の何物でないと言えるでしょう。

金無垢のデニソンケースが、青く輝くブルースチールハンズが、という以前に、まぎれもなくこの個体にしか存在しない、見事とまで言える美しいエイジングが視線を釘付けにしてしまうに違いありません。







「エイジングとは」

ひとことにエイジングといっても、その種類は、千差万別。日の光や湿気、そして、空気中のに含まれる酸素を始めとした様々な物質が、長い歳月の経過によりもたらす、いわゆる経年変化のこと。

しかし、それらは、ケースや、文字盤、そして、針などの材質により必ずしも同じような結果が現れるわけではありません。

艶のないアイボリー色の文字盤には、こんがりと日焼けしたかのように、そして、青焼針には酸化にによる微細な化学反応が蓄積され固有の表情を作っています。





「歳月によって生まれた美しさ」

このデラックスの文字盤には、金メッキされた浮彫のアラビア数字インデックが施されているため、その個々の数字の周辺は他よりも、やや、色濃くエイジングが進むという特性があります。

このことが、より一層この文字盤に趣深いエイジングを生み出し、人工的ではない、自然現象的な美しさを作り出しています。

それは、保管状態や使用環境など、極めて多くの要因が60年以上の時と共に影響し合い育んできた佇まいであると言えます。





「正しく使われ、整備されて来た証」

ムーブメントを分解してみることで、このデラックスが、いかに正しく使われ、そして、優れた時計師の手によりメンテナンスされて来たかが分かります。

全ての部品は極めて美しく、偏摩耗などが一切なく、消耗部品も定期的に交換されてきたことが分かります。





「剛性の高いフレーム構造は英国的」

スイス製の見せるムーブメントとは大きく異なる、高い剛性を重視して設計されたスミスのCタイプ15石キャリバー。

質実剛健なその設計思想は、メンテナンスを怠らなければ半永久的に使用可能な極めて英国的なムーブメントであると言えます。




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2022年8月11日木曜日

   スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~スミス腕時計・モデル紹介 #0001~ 

「オースチン社生誕50周年記念モデル」

英国自動車業界との深い関りが生んだ必然のコラボ



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ここに紹介するモデルは、1950年代に、ミニを始めとするカニ目やビッグ・ヒーレーなど数多くの名車を生み出した英国を代表するオースチン社がスミス社へ依頼し、創業50周年(ゴールデン・ジュビリー)を迎えた1955年にリリースした、スミスのデラックス・モデルです。






    「スミス社の英国自動車業界との深い関り」

1851年に、ロンドンの時計店として創業したスミス社。創業者サミュエル・スミスの孫にあたる同名のサミュエル・スミスが1910年代に、モーター・アクセサリー部門(スミス・モーター・アクセサリー・ディビジョン)を立ち上げました。

モーター・アクセサリー部門のスミス社は、主に自動車のメーターを始めとする計器類の製造販売を行い、ほとんどの英国車のメーターを手掛けていました。






「オースチン社とスミス社のコラボ・モデル」

そのため、スミス社は、オースチン、モーリスなど、英国の自動車業界との関係が極めて深く、ゴールデン・ジュビリー(創業50周年記念)や、退職時などに社員へ贈られた金時計として、金無垢のスミス・デラックスやアストラルなどが使用されていました。

中でも、1955年にリリースされた、このデラックス・モデルはスミス社初の自動車業界とのコラボレーションであると言われています。







「裏蓋に刻まれた美しい文字がオースチンの証」

金無垢ケースはケースのすべてが金無垢で造られており、その裏蓋も、もちろん金無垢製。そこに美しく刻まれた文字には、この時計をオースチン社が創業50周年のゴールデン・ジュビリーの年に勤続25年以上の社員へ贈った証であることが、誇らしく記されています。






「純正のプレゼンテーション・ボックス」

写真のボックスは、1955年にオースチンの社員へ贈られた際に使われていた、スミス純正のレザーバウンド・プレゼンテーション・ボックスです。

木製のボックスの表面にはレザーが張られ、さらにオースチンの紋章と社名ロゴ、そして、ゴールデン・ジュビリーの年号が金箔押しにて極めて美しく施されています。







「自動車メーカーとコラボしたスミス」


オースチン Second                   オースチン First                         モーリス without a box









2022年7月18日月曜日

 「ようこそ、スミスの世界へ」

~知らなかったスミスの魅力
その1:手巻式であること



時を刻むための動力は
あなたの指の力


スミスの機械式・手巻腕時計は電池を使いません。針を動かす力は、あなたが竜頭を巻きあげることで、動力ゼンマイに蓄えられるのです。

そして、そのゼンマイのほぐれる反発力が、幾つものギアに伝わり秒針、分針、そして時針を動かします。

その動力は、最後に振り子へと伝わり、正しい時の流れを作り出すのです。






指の力がゼンマイに
蓄えられる


ゼンマイは香箱と呼ばれるギア状の円筒のケースに収められ、その中心は軸に、外周の先端はケース内壁に固定されています。

指で竜頭を巻くことで、ゼンマイの中心に固定された軸を回し、ゼンマイが香箱の中で巻き上げられて行き、その反発力はゆっくりと香箱自体を回転させ、四つのギアとアンクルを経ることで、振り子へと辿り着くのです。







幾つものルビーが
優れた機能と耐久性を生む


ゼンマイに蓄えられた動力は、様々なギアが回転数を変えながら、振り子へ伝達されます。

その間には、時針のギア、分針のギア、そして、秒針のギアが含まれており、その先には、回転運動を往復運動へ変換するための、ガンギ車とアンクルがあり、最後には、振り子があります。

それらのギアなどには必ず軸があり、軸は、軸受けに収まっています。要となる軸受けの素材には、ルビーが使われているのが、上の写真をご覧いただければお分かりいただけるように、赤く見える部品が、ルビーです。

軸には鉄が使用されていますが、その軸を支える軸には鉄以上の硬度が必要となり、鉄よりも固いルビーが採用されているのです。

ムーブメントのスペックに、15石や17石とあるのは、ルビーの数を示しており、装飾ではなく高性能を生むために高価なルビーが使われているところは、正にスミス社が質実剛健で英国的な時計メーカーであることの裏付けと言えるでしょう。






一秒を生み出しているのは
振り子


機械式の時計には、動力ゼンマイ以外にも、ゼンマイが使われており、それが振り子の動きを制御しているヒゲゼンマイです。

振り子は一定方向にだけ回転するのではなく、常に行ったり来たりと向きを変えて動いており、ガンギ車とアンクルによって回転運動が往復運動に変換され、その動作をヒゲゼンマイで制御し、一秒を生み出しているのです。

振り子にもひとつルビーが使われていることが、上の写真でお分かりいただけることでしょう。

また、ルビーの数のほとんどが奇数であることは、軸受けが上下ふたつずつ必要であることに加え、振り子の石がひとつであることが理由なのです。






スミスとの接し方が
変わるかもしれません

竜頭を巻くだけで、毎日、チクタクと正確に時を告げるスミスの手巻腕時計。

しかし、内部では、とても繊細で工作精度の高いメカニズムが、極めて優秀な精度と、耐久性を保ちながら働き続けています。

そんなメカニズムの機能や材質の一部をご理解いただけただけでも、きっとスミスに対する感じ方が変わったのではないでしょうか。

あとは、スミスを実際に手にしていただき、じっくりと時間をかけて、奥深いスミスの魅力に気づいていただけたら幸いです。













2022年7月10日日曜日

  スミス専任時計師のウォッチギャラリー・ビッグベアー店主、大熊 康夫のブログ

~時計師の仕事場 #0019~

「アストラルの最高峰」 

ハック機能付きの、高性能ムーブメント搭載




「英国製スミスの最終形と言って良い、熟成のアストラル」

スミス直系のケースメーカーSCW社製9金無垢ケースに身を纏い、パール調の洗練された英国的な文字盤のデザインは、英国スミス腕時計の完成形といって良い熟成された美しさが際立つ腕時計です。

ムーブメントは、ミリタリーと全く同じハック機構付きのスーパー・クウォリティーを誇る精度、耐久性、そして耐衝撃性にも優れた17石キャリバーが搭載され、正にアストラルの最高峰と呼ぶに相応しいスペックであると言えます。







「パール調の文字盤に赤い影を落とすレッドアロー」

秒針の菱形装飾には、透明なレッドのモチーフが施されており、光を透してパール調の文字盤に赤い影を落としますが、上の画像のように、インデックスの上を通過する瞬間には、その赤い影は、まるでルビーのような輝きを放ちます。

それは、"アストラル"の意味が星の煌めきであることを証明しているかのように感じられる瞬間であると言えるでしょう。







「楔形のインデックスの煌めきを感じながら」

スクウェアーなエッジ形状が美しいSCW社製の、9金無垢ケースの美しさは、言うに及ばず、文字盤に象徴的な印象として配された楔形のインデックスには、深いカッティングが施されており、時を知るたびにその煌めきに目を奪われることでしょう。

美しく、風格のあるケース形状、奥深い色彩を放つパール調文字盤、繊細なレッドアロー、そして、この煌めくインデックスは、極めて高い次元でバランスし、このアストラルが、強さと美しさとを兼ね備えた、正に最高峰の、英国的な美意識を手に入れたことを実感していただけることでしょう。







「ハック機能を手に入れた最高峰のムーブメント」

スミス・アストラルの最高峰であるだけでなく、この時計に搭載されたムーブメントは世界水準においても最高峰の17石手巻きムーブメントであると言えます。

それは、このアストラル・ムーブメントが、世界的にその品質を認められたスミス・ミリタリーに搭載されていることからお分かりいただけることでしょう。

ミリタリーの品質を、アストラルというドレスウォッチで、ご堪能いただけることは、スミスの良心であると言えるのです。







「複雑な裏面は機能と美意識の融合」

幾重にも重なる美しいケース裏面のデザインは、その厚みをミニマムに最適化した17石最終型ムーブメントの優れた設計を、最大限に生かした造形であると言えます。

裏蓋のように見える形状は、ケース本体と一体成型されており、時計を腕に装着した際に、この裏面のふくらみが、全く表には現れず、外周部分のスリムなラインだけが表向きに現れるため、まるで極薄型の時計に見えるという、スリム・ラインの美意識を見事に実現しているのです。





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