英国より入荷したミント・コンディションのデラックスの整備
ほとんど使用されていなかった1956年製9金無垢スミス デラックスが入荷し、分解して状態をチェックした上で、各部の整備を行いました。
ここで、いわゆるオーバーホールとは?
一般的にオーバーホールとは分解掃除のことで、上の写真のような状態に分解し、各部を洗浄、そして、回転部分などにオイルやグリスを注油して組み立てを行うものです。
それにより、ゴミの付着やオイルの乾燥、固着による動作不良が改善され調子良くなるというものですが、使用中に部品が破損したり、摩耗、変形により動作不良となった時計はオーバーホールをしただけでは本来の性能を発揮しないことがあります。
各部のリフレッシュと部品交換
ウォッチギャラリー・ビッグベアーでは、販売する前にオーバーホールを行うと同時に、ほとんどの場合、スミスの欠陥部品であるボルトスプリングを対策部品に交換したり、メインスプリング(動力用ゼンマイ)やヘアスプリング(振り子のゼンマイ)などの消耗品の交換、そして、調整、修復が必要な部品をリフレッシュさせて組み立てています。
一年間の動作保証
スミスの専用部品を持ち合わせていない、一般の時計店では行うことのできない、スミス専門店ならではの整備が、ヴィンテージ・ウォッチであっても365日間の保証を付けて販売可能となるわけです。
1956年9金無垢スミス デラックス15石手巻式腕時計
今回入荷したデラックスはミントコンディションでオリジナルのボックス、保証書、ベルトまでもが付属する極めて貴重なアイテムです。また、スミスの金無垢モデルには珍しく裏蓋に刻印の入らない、さらに稀少性の高い個体です。
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