スミス専任時計師の
ウォッチギャラリー・ビッグベアー店主
大熊 康夫のブログ
佇まいで選ぶ③
「使い込まれた歳月が作り出す美学」
金無垢デラックスを使い倒す
60年以上の歳月が生んだ個性が魅力的な金無垢デラックス
今回、英国から入荷したスミスは、長年使い込まれたことで生まれた佇まいが美しい金無垢デラックスです。
金無垢デラックスを使い倒す
60年以上の歳月が生んだ個性が魅力的な金無垢デラックス
今回、英国から入荷したスミスは、長年使い込まれたことで生まれた佇まいが美しい金無垢デラックスです。
金無垢ケースのいたるところに見られる細かな使用キズや、文字盤に現れた経年によるエイジングは、長年、時を知るための道具として、正しく使い込まれて来た証といえるでしょう。
1955年製、9金無垢35mmマグナムサイズのフラッグシップ
スタンダードなデラックスであれば、ケース外径は30~32mmほどですが、このモデルは35mmとスミスの中ではマグナムサイズのフラッグシップにあたります。
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1955年製、9金無垢35mmマグナムサイズのフラッグシップ
スタンダードなデラックスであれば、ケース外径は30~32mmほどですが、このモデルは35mmとスミスの中ではマグナムサイズのフラッグシップにあたります。
フラッグシップに相応しい9金無垢ケースは、太めのラグに16mm標準サイズ幅のベルトを合わせることで、そのサイズ感を強調しています。
個性的な浮彫のアラビア数字とスクウェアなインデックスが魅力
マグナムサイズの文字盤の場合、通常のスモセコだと大きく削られてしまう「6」の文字がほぼ残されており、いかにそのサイズが大きいかが分かります。
マグナムサイズの文字盤の場合、通常のスモセコだと大きく削られてしまう「6」の文字がほぼ残されており、いかにそのサイズが大きいかが分かります。
浮彫の四つのアラビア数字とスクウェアなインデックスとが気品ある個性を放ちます。
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当時モノのベルトがエイジングした佇まいにマッチする
付属の当時モノのデッドストック・ベルトは各部に経年変化が見られるものの、その時代ならではの雰囲気があり、このデラックスとの相性は抜群。
付属の当時モノのデッドストック・ベルトは各部に経年変化が見られるものの、その時代ならではの雰囲気があり、このデラックスとの相性は抜群。
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ケース裏面に施された極めて美しい刻印はこの個体のアイデンティティー
このデラックスのマグナムケース背面には、プレゼンテーション・ウォッチとしての極めて美しい刻印が施されており、この個体の隠れた個性であるといえます。
このデラックスのマグナムケース背面には、プレゼンテーション・ウォッチとしての極めて美しい刻印が施されており、この個体の隠れた個性であるといえます。
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外観のエイジングとは裏腹に完璧に整備されたムーブメント
長年使い込まれて来た時計のムーブメントは常に適切な整備が施されて来たとは限りません、消耗品の交換はもとより、摩耗した部品の交換は必須です。
長年使い込まれて来た時計のムーブメントは常に適切な整備が施されて来たとは限りません、消耗品の交換はもとより、摩耗した部品の交換は必須です。
工場出荷時と同等の状態にリセットされ、さらなる歳月を快適に使用するための準備が整います。
フラッグシップの金無垢デラックスを使い倒す
金時計は、スミスの中ではハイエンド・モデルに属し毎日実用の時計として使用するというよりは、特別な日に大切に長く使い続けるというイメージがあるのではないでしょうか。
そんな金時計を惜しみなく日常的に使う。そんな贅沢を楽しめるのがこのデラックスのようなすでに使い込まれた個体の特権といえるでしょう。
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