2023年7月28日金曜日

 スミス専任時計師の
ウォッチギャラリー・ビッグベアー店主
大熊 康夫のブログ

 美しさで選ぶスミス①

「新品同様の美しさは外観だけではない」


極上のラインダイアル・デラックスが英国より入荷

ヴィンテージ・ウォッチのコンディションは、このデラックスのように新品同様のモノもあれば、長年使い込まれ年輪を感じさせる佇まいに魅力を感じるものなど、
個体により様々ですね。

今回は、英国より入荷した新品同様のデラックスを取り上げ、仕入れから販売までの間に行う作業お伝えします。


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税込価格:¥349,000


全てを分解して細部の状態を確認

このデラックスの外観は、極めて使用頻度の少ない新品同様のミント・コンディションで、すべての部品が純正品で構成されていました。

そのため外観上は、破損のリスクのあるレンズと付属していなかったベルト以外は、手を入れる必要のない美しさを保っていました。


また、ムーブメントについても未使用に近い極めて美しい状態であったため動作についても申し分ないと言えました。

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外観ではわからない金属疲労がヴィンテージの落とし穴

しかし、動作や見た目に問題のないスプリングなどは、経年による金属疲労が確実に発生しており、スミスの欠陥部品であるボルトスプリングについては対策部品に交換する必要があります。

つまり、オーバーホール時に動作に問題がなくても、そのまま使い続けることで数年でトラブルを招くのが、これらのスプリング類なのです。

当店では純正部品以上の耐久性を持つ対策部品や、近年生産されたスイス製のゼンマイなどを、対象となるどの製品にも組み込んでいます。


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さらに、スミスに適合した最高品質の油脂類を使用

また、精密機械には要となる油脂類には、スイスの最高グレードのメビウス社製品を使用しているため、精度の高さと最高水準の耐摩耗性能を実現しています。

そして、専門店ならではのノウハウと膨大な部品の在庫量とが、
安心して
末永くスミスをお使いいただけることに生かされているのです。

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スミス本来の精度と安心の3年間動作保証

このデラックスは、使用頻度が極めて低く、外観、ムーブメント共に素晴らしい状態を保っており、交換部品はレンズとベルトの装着、そして、金属疲労を招きやすいスプリング類の部品にとどまっています。

しかし、長年使用されて来た個体においては、それだけの部品交換では済まず他にも多くの部品を交換することが多々あります。

ビッグベアーでは、どの個体であっても工場出荷時の精度を目指しており、そのための整備が、3年間動作保証というヴィンテージウォッチでは異例の保証内容を可能にしているのです。


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2023年7月21日金曜日

スミス専任時計師の
ウォッチギャラリー・ビッグベアー店主
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 佇まいで選ぶスミス③
「夏をスミスと過ごす」

ヴィンテージ・ウォッチは秋冬だけのものと思っていませんか?いやいやどうして、スミスにもナイロン・ベルトやリネンのシャツが似合う個体があるのです!

たとえば、このデラックスの最初期モデル。

使い込まれたケース表面にはざらつきがあり、洗いざらしのデニム感覚で
上質なデニソン・ケースならではの美しいエイジングをカジュアルにお楽しみいただけます!

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税込価格:¥149,000


ひかえめであることで輝ける佇まい

スミス社における、戦後初の1215モデルの後継機として生まれたデラックス。その最初期モデルのデザインは「ひかえめな味わい深さ」だと言えるでしょう。

しかし、そこにはひかえめであるからこそ主張できる繊細で美しいさまざまなデザイン・センスが息づいています。

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長く使うことで気づかされる
デニソン・ケースの魅力


ケースの質感やスタンダードでありながら細部に気を配られたラグの形状。また、利便性の高いラグ外側の穴はなくデザイン性を重視。そして、1215時代の美しさを継承した竜頭のデザインなど、例を挙げればきりがありませんが、長く使うことで、次々とその魅力に気づかされるのが、このモデルの特徴なのです。

さらに、正しく扱って行けばいつまでも使えて愛着の持てる表情となるのが、デニソン社の優れた材質選びと加工技術なのです。

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定評の高いデニソン・ケースが選ぶ理由になる

このデラックスには、英国の名門ケースメーカー、デニソン社製のクロームメッキ・ケースが使用されており、その作りの良さには定評があります。

そのため、デニソン・ケースだからこのモデルを選ぶというファンも少なくないのです。

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飽きの来ないデュオトーン文字盤

ケース・デザイン同様に、文字盤デザインに目を向けると、地味ではありますが、強く印象に残るデザインであることがお分かりいただけるでしょう。

長く使うことで魅力が増してい行く。そんな飽きの来ないデザインがこの文字盤の特徴なのです。

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工場出荷時の性能をご堪能いただけます

長く使うという理念は、すべての優れた英国製品に通ずる理念です。スミス社もそんなマインドと共に成長を続けて来たメーカーと言えるでしょう。

完璧な整備が施されたこのデラックスは、外観のエイジングとは裏腹に工場出荷時の精度と耐久性を発揮致します。

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英国でも人気の高いナイロン・ベルトの使い道

スミスのヴィンテージ・ウォッチと言えばリザードなどの本革ベルトで使うのが定番ですが、春夏シーズンには汗をかいても洗濯可能なナイロン・ベルトがお勧めです。

デニムなどのカジュアルなファッションにも相性が良く、スミスの出番がいっそう広がり、特にこのデラックスのような程よくエイジングした個体にはヴィンテージ・ナイロン・ベルトが似合います。

※このデラックスにはデッドストックのナイロン・ベルトが付属します。

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2023年7月17日月曜日

スミス専任時計師の
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「好みのスミスはどの時代?
  時代を選べば欲しいスミスが決まる


スミスの腕時計を好きになり欲しいと思った瞬間、あなたはどのモデルを選んでよいか悩んでしまうことでしょう。

そんな時に、あなたの助けとなるのは、まずは時代を選んでみるということ。ここでは、エンパイアなどの廉価モデルを除く戦後のスミス(イングランドのチェルトナム工場で生産された高性能モデル)に絞ります。

その理由はふたつで、❶ムーブメントの部品供給に問題がないこと。❷品質が世界水準であること。

そして、時代を分けるとすれば、❶戦後間もなくより1951年まで。❷1952年から1966年まで。そして、❸1960年代半ばから1970年代初めまでの、3つの時代。

この3つの時代でデザインが大きく変わるため好みに合わせて選んでいただくのがおススメです。





❶戦後間もなくより1951年までの1215モデル

1946年~1951年までは、1215(トゥエルブ・フィフティーン)モデルの時代。

このシリーズは、アルミに縦方向のヘアライン加工を施しアラビア数字やギリシャ数字をプリントしロゴはSMITHSのみで、針は極細の青焼針または金針を採用した極めてシンプルな文字盤デザインが魅力です。※文字盤は稀に白塗装や夜光塗料付きのモデルもあります。

ケースは写真の角型のホーンラグと呼ばれるラグ形状が多く、9金無垢、銀無垢、ニッケル無垢、そして、ゴールドプレーテッド、クロームプレーテッドなど多数のバリエーションがありますが、いずれもデザインはシンプルで初期モノならではの奥深い魅力を放っています。

ムーブメントはチラネジ付きの振り子など戦前の流れを汲むメカニズムと言えますが、ショックプルーフなどの先進技術は導入されていません。

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❷1952年~1966年のデラックス・モデル

1952年~1966年までの主にデラックス(一部アストラルなども含む)の時代。

この時代には、主にデラックスが販売されていましたが、一部アストラルやインペリアル、エベレストも販売されていました。

特徴は写真のデラックスのように、伝統的なデザインを意識した文字盤やケースデザインが魅力で、多くの時計好きの間でヴィンテージウォッチらしいと思われているデザインと言えるでしょう。

ムーブメントは1215時代からは進化を遂げており、また、後期モデルにはショックプルーフなどの当時の先進技術が採用されています。

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❸1960年代半ば~1970年代初期までのアストラル・モデル

1960年代半ば~1970年代初期までの主にアストラル(一部インペリアルやエベレストも含む)の時代。

特徴は写真のアストラルのように、当時におけるモダンを意識したシンプルで洗練された印象の文字盤及びケース・デザインが魅力です。

当時はモダンを意識したデザインでしたが、今見ると発売当時ならではの上質な素材とデザインにヴィンテージ・ウォッチとしての魅力を感じることが出来ます。

そして、ムーブメントは❶❷から、さらに進化した精度、耐久性共に向上しています。

※工場出荷時の精度の基準値は、どのモデルであっても1日1分以内でしたが、ウォッチギャラリー・ビッグベアーでは平置きでの精度を30秒以内としています。

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2023年7月16日日曜日

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「実用に使えるスミス・ヴィンテージ・ウォッチを」

  ・専門店としてのノウハウ
  ・膨大な純正部品の在庫
  ・
安心の3年間動作保証



ビッグベアーがヴィンテージウォッチのリスクを払拭

ヴィンテージ・ウォッチには現代の時計にはないデザインや質感があり、とても魅力的な存在ですね。

効率とコスト削減を掲げた現代の製品には少なくなった、愛着を持って長く使える良い素材やデザインを惜しみなく取り入れたスミス社製のヴィンテージ・ウォッチは、今の時代において特に魅力的な時計です

しかし反面、整備のされ方次第では、本来の性能を発揮できない個体を手に入れてしまうリスクが伴う可能性があるのも確かでしょう。

このブログでは、スミス選びの転ばぬ先の杖となるだけでなく、ウォッチギャラリー・ビッグベアーの取り組みを知っていただくことで、3年間動作保証付の実用に使えるスミス・ヴィンテージ・ウォッチの真価と魅力を知っていただけたら幸いです。





長年の経験により50年以上経過したムーブメントを新品時の性能に

2005年の創業以来、スミス専門店として営業して来たウォッチギャラリー・ビッグベアーは、自他ともに認める世界的にも孤高の存在と言える類稀な時計店です

専門店だからこそできる経験を活かしたスミスに特化した技術力は、50年以上が経過したスミスを新品当時のコンディションへ甦らせることを可能にしています。




膨大な純正部品がリーズナブルな維持費を実現

しかし、技術力があっても消耗部品などの純正部品がなければ、必要な部品を一つひとつ製作しなければならず修理コストが増してしまいます。

そこで、当店では英国でスミスのデッドストック・パーツを集め、スミスの欠陥部品であるボルトスプリングなどの対策部品を、国内の時計部品メーカーと共同開発し、さらにはスミスの規格に合った消耗部品をスイスやドイツなどで生産し、リーズナブルな維持費を実現しています。




3年間の動作保証で安心をお届け

ウォッチギャラリー・ビッグベアーでは、現在、デッドストックを除くすべての腕時計に3年間の動作保証を設けています。

スミスが当時、腕時計に対して付帯していた動作保証期間は1年でしたが、ビッグベアーでは、現代の高品質製品の常識に合わせ、また、スミスの欠陥部品を対策部品に交換することで、当時よりも耐久性を増し3年間の動作保証を可能にしています。

もちろん、落下や浸水、そして、ゴミの侵入、磁気帯などによる、販売元の責任ではない不具合は対象外となりますが、それ以外のすべての動作に関わるトラブルに対して無償修理行っています。

その裏付けには、ヴィンテージだから壊れても仕方がないといった甘えは許さず、現代の新品製品と同等の動作保証を付帯できる、完璧な整備を目指すという姿勢があります。

お客様に新品の製品と同様に、製造後50年以上経過したスミス社製ヴィンテージ・ウォッチを安心してご購入いただけることが私どもの誇りなのです。

ウォッチギャラリー・ビッグベアーが自信を持ってお届けできる
スミス社製ヴィンテージ機械式手巻腕時計はこちらから。

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「ゼンマイを巻くこと」

  それはスミスを使う楽しみの始まり

腕時計が誕生したのは、1910年代といわれており、その当時の動力にはゼンマイが使用されていました。そして、この戦前から使われて来たゼンマイの動力による仕組みを機械式と呼んでいます。

このムーブメントの方式をスミスのほとんどの腕時計が採用しており、クウォーツや電波時計が普及している現代においても、スイスの名門時計メーカーの高級時計には趣味性を重んじて機械式が採用されているのです。

その理由は、このブログを読み進めてゆくとお分かりいただけることでしょう。



機械式腕時計の原点を搭載したスミスを使う楽しみ

スミスのほとんどが機械式時計であると申し上げましたが、多くのスミスには機械式の中でもよりシンプルな構造を持つ、いわば腕時計の原点と言える手巻の機械式ムーブメントが搭載されています。

つまり、時計の持ち主自らが指で竜頭を巻いて、動力をゼンマイに蓄えることで時計が動き出し、時を刻んでゆくのです。

そして、ムーブメントには幾つもの歯車が、それぞれの役割を担っており、指で竜頭を巻いた力が時計内部のゼンマイに蓄えられ、それがほぐれる反力で時計が動きだすわけです。

その楽しみには、クウォーツや電波時計などの電池式の時計では得られない奥深い魅力と楽しみを味わうことが出来るのです。


あなた自身の指の力が時を刻むエネルギーとなっているため、電池さえ入れておけば、放っておいても数年間は正確に動作し続ける電池式とは明らかに異なる機械式手巻腕時計との深い愛着と趣味性とが生まれ、使い込むごとに電池式にはない心地よさを育んでゆくことになります。

あなたがスミスの世界に足を踏み入れようとされたきっかけは、おそらく英国製品であることや、派手さのない上品な英国らしいデザインの素晴らしさなど英国の魅力が詰まっていることではないでしょうか。

それらに加えて使ってみることで初めて分かる、竜頭の巻心地や機械式の手巻腕時計という普遍的な機械としての魅力にも気づいていただくと、スミスをライフ・スタイルのひとつとして使いたくなる気持ちを後押しさせてくれるはずです。



竜頭の仕組みを簡単に知ることでもっと楽しく

ムーブメントの裏蓋側には、振り子を始めとした精巧な部品が正確な一秒という時間のリズムをつくり出しているメカニズムがあります。

そして、上の写真は文字盤側で、文字盤を外した状態のムーブメントです。

竜頭の軸はムーブメントの中心へ向かってふたつのギアを貫通しており、軸とギア2とは回転方向のみ固定されています。つまり、ギア2は竜頭の軸上を左右に移動することが出来ます。

写真の状態はギア1とギア2が連結されており、竜頭は押し込まれている状態で、ゼンマイを巻き上げる位置にあります。竜頭を巻くとギア2とギア1が回転し、ギア1の回転はムーブメント裏蓋側にあるゼンマイを巻くための輪列へと伝わりゼンマイを巻き上げて動力を蓄えます。

また、竜頭を引くとギア2が左へ移動し、ギア3と噛み合います。指の力はギア3へ伝わり、隣のふたつのギアを回し、長短針を動かし時刻設定を行うことが出来る仕組みです。



竜頭を巻くと、スミスと共に時を刻みたくなる

軽やかなクリック・スプリングの音色に耳を傾けながら、リズミカルに竜頭を巻き上げて行くと、すぐに振り子が目覚めて秒針が元気よく時を刻み始めます。

振り子の動作と共に聴こえてくる、1910年代から変わらぬ18000振動のチクタク・サウンドは、緻密でありながら温もりを感じさせるとてもヒューマンな音色を奏でます。

竜頭を巻き、命を吹き込んだあなたは、このスミスと共にゆっくりとした自分の時間を楽しんで行きたくなることでしょう。


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まずは、商品ページをご覧ください。
税込価格:¥249,000