英国スミス社製時計の専門店 ウォッチギャラリービッグベアー
スミス専任時計師の店主による
"スミスのブログ"
新入荷のスミス❺「デラックス以前の銘品」 ~1950年代初頭の1215が入荷!~
個性際立つ2本
今回、入荷したのは、戦後まもなく英国イングランドの田舎町チェルトナムに設立されたスミス社初の自社工場で、1950年代初頭に生産された2本の1215(トゥエルブフィフティーン)モデルの最終型です。
異なった個性を纏った、2本のスミス1215は、デラックス発売の直前に生産されており、共に熟成され、1215の問題点が払拭されたムーブメントが搭載された理想的な個体です。
Made in Englandは1215から
上の写真のムーブメントは1215(トゥエルブフィフティーン)モデルの最終型に搭載されていた1215 Cタイプと呼ばれるキャリバーです。スミス初の英国製ムーブメントの熟成モデルであり、入荷した2本にも搭載されています。そのため、デラックスに搭載されたものと同じ品質と言えます。
このムーブメントは、前述の通りキャリバー名を1215 Cタイプといい、英国のイングランド・チェルトナム自社工場製であるためムーブメントにもMade in Englandの文字が誇らしく刻まれています。
勘の良い方はお気づきのことと思いますが、デラックス以前の英国イングランド製スミス腕時計の文字盤には、SMITHSというブランド名はあってもモデル名はありません。
つまり、デラックス以前のモデルを1215と呼ぶのは、そのキャリバー名から由来しているのです。文字盤には1215の文字は見られませんが、当時のカタログや広告には、モデル名として1215(トゥエルブフィフティーン)の名が記載されていました。
~イングランド製であることの意味~
英国は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、
そして、北アイルランドの4つからなる連合国であることが
知られていますが、とりわけロンドンが位置するイングランドは人件費が高く、それに見合った技術力や高品質な製品を
作るための設備が整った工場を運営できる場所であると言えます。
実際、スミス社においても若者や学生向けに開発された
時計の製造はスコットランドやウェールズ工場で行われており、
コストダウンが容易くエントリーモデルの生産に向いていました。
つまり、文字盤やムーブメントに"Made in England"という文字がプリントされていることは、その製品の品質や耐久性は元より
デザインまでもが一級品であることの証であると言えるのです。
2種類の1215の違い
前置きが長くなりましたが、1215モデルは英国(イングランド)製を名乗れる初のスミスであり、1970年代まで続いたイングランド製スミス腕時計のほとんどの高性能モデルに、この1215とその発展型ムーブメントが、搭載されていたのですから、1215ムーブメントの基本設計がいかに優れていたかをお分かりいただけることでしょう。
それでは、今回入荷した2種類の1215の違いについてお話ししましょう。まずは、1215モデルの特徴ですが、その多くの文字盤はアルミをベースにヘアライン加工が施され、一部にホワイトやカッパー(銅色)の塗装を施したモデルもありますが、両サイドのSが大きいSMITHSのロゴのみが12時の下にプリントされていることが決め手となります。
そして、今回の2点を比較しますと、左がアラビア数字と針にルミナス(夜光塗料)が施されており、ケースのラグの形状がシンプルなスタンダードタイプであることに対し、右はルミナスはなく、ホーンラグという動物のツノのような形状のラグであることが主な特徴と言えます。また、文字盤のサイズは左の方がひと回り小ぶりです。※文字盤のルミナスは、この個体の場合、そのほとんどが消滅しています。
ルミナス文字盤の1215
上の写真のモデルは、英国の名門ケースメーカー、デニソン社製のニッケル無垢3ピースケースを採用しており文字盤は小さいため、その分ベゼルの幅を増やし、しっかりとした骨太な印象を与えています。そのため31.2mmというサイズですが重厚な存在感のある時計に仕上がっています。
シンプルなラグ形状のルミナス文字盤の1215ですが、ケース側面にはヘアラインが施され、竜頭は段付きのデザインであることで充分な個性を主張しています。
文字盤のアラビア数字は影付きの袋文字という凝った書体。数字のルミナスは経年によりほとんど消滅していますが、長短針にはしっかりとオレンジ色の夜光塗料が残っており、効能はなくなっているものの、この時計の魅力的な個性となっています。文字盤のわずかなエイジングと共に、この個体ならではの素晴らしい佇まいをお楽しみいただけるでしょう。
この時計の商品ページはこちらから
上の写真のモデルは、極めて個性的な動物のツノのような形状のホーンラグが魅力のクロームプレーテッドケース本体にステンレススチール製のベゼルと裏蓋が備わった印象に残るデザインのケースが採用されています。そのため31.2mmというサイズですが、伸びやかさを感じられる時計に仕上がっています。
このホーンラグの1215は、1950年代初期の時計としては全体にとても良いコンディションを保っていますが、写真でお分かりいただけるように青焼針や文字盤のわずかなエイジングが見られる個体と申し上げられます。しかし、それらのエイジングはとても自然で、この時計が70年以上の歳月を過ごしてきた証と言える魅力ある佇まいと感じていただけるはずです。
また、この1215のステンレススチール製の裏蓋には、この時計のアイデンティティーと申し上げられる極めて美しいプレゼンテーションウォッチとしての刻印が施されており、ヴィンテージウォッチならではの魅力を味わうことが出来ます。
この時計の商品ページはこちらから
個性際立つ2本
今回、入荷したのは、戦後まもなく英国イングランドの田舎町チェルトナムに設立されたスミス社初の自社工場で、1950年代初頭に生産された2本の1215(トゥエルブフィフティーン)モデルの最終型です。
異なった個性を纏った、2本のスミス1215は、デラックス発売の直前に生産されており、共に熟成され、1215の問題点が払拭されたムーブメントが搭載された理想的な個体です。
Made in Englandは1215から
上の写真のムーブメントは1215(トゥエルブフィフティーン)モデルの最終型に搭載されていた1215 Cタイプと呼ばれるキャリバーです。スミス初の英国製ムーブメントの熟成モデルであり、入荷した2本にも搭載されています。そのため、デラックスに搭載されたものと同じ品質と言えます。
このムーブメントは、前述の通りキャリバー名を1215 Cタイプといい、英国のイングランド・チェルトナム自社工場製であるためムーブメントにもMade in Englandの文字が誇らしく刻まれています。
勘の良い方はお気づきのことと思いますが、デラックス以前の英国イングランド製スミス腕時計の文字盤には、SMITHSというブランド名はあってもモデル名はありません。
つまり、デラックス以前のモデルを1215と呼ぶのは、そのキャリバー名から由来しているのです。文字盤には1215の文字は見られませんが、当時のカタログや広告には、モデル名として1215(トゥエルブフィフティーン)の名が記載されていました。
~イングランド製であることの意味~
英国は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、
そして、北アイルランドの4つからなる連合国であることが
知られていますが、とりわけロンドンが位置するイングランドは
人件費が高く、それに見合った技術力や高品質な製品を
作るための設備が整った工場を運営できる場所であると言えます。
作るための設備が整った工場を運営できる場所であると言えます。
実際、スミス社においても若者や学生向けに開発された
時計の製造はスコットランドやウェールズ工場で行われており、
コストダウンが容易くエントリーモデルの生産に向いていました。
つまり、文字盤やムーブメントに"Made in England"という文字が
プリントされていることは、その製品の品質や耐久性は元より
デザインまでもが一級品であることの証であると言えるのです。
デザインまでもが一級品であることの証であると言えるのです。
2種類の1215の違い
前置きが長くなりましたが、1215モデルは英国(イングランド)製を名乗れる初のスミスであり、1970年代まで続いたイングランド製スミス腕時計のほとんどの高性能モデルに、この1215とその発展型ムーブメントが、搭載されていたのですから、1215ムーブメントの基本設計がいかに優れていたかをお分かりいただけることでしょう。
それでは、今回入荷した2種類の1215の違いについてお話ししましょう。まずは、1215モデルの特徴ですが、その多くの文字盤はアルミをベースにヘアライン加工が施され、一部にホワイトやカッパー(銅色)の塗装を施したモデルもありますが、両サイドのSが大きいSMITHSのロゴのみが12時の下にプリントされていることが決め手となります。
そして、今回の2点を比較しますと、左がアラビア数字と針にルミナス(夜光塗料)が施されており、ケースのラグの形状がシンプルなスタンダードタイプであることに対し、右はルミナスはなく、ホーンラグという動物のツノのような形状のラグであることが主な特徴と言えます。また、文字盤のサイズは左の方がひと回り小ぶりです。
※文字盤のルミナスは、この個体の場合、そのほとんどが消滅しています。
ルミナス文字盤の1215
上の写真のモデルは、英国の名門ケースメーカー、デニソン社製のニッケル無垢3ピースケースを採用しており文字盤は小さいため、その分ベゼルの幅を増やし、しっかりとした骨太な印象を与えています。そのため31.2mmというサイズですが重厚な存在感のある時計に仕上がっています。
シンプルなラグ形状のルミナス文字盤の1215ですが、ケース側面にはヘアラインが施され、竜頭は段付きのデザインであることで充分な個性を主張しています。
文字盤のアラビア数字は影付きの袋文字という凝った書体。数字のルミナスは経年によりほとんど消滅していますが、長短針にはしっかりとオレンジ色の夜光塗料が残っており、効能はなくなっているものの、この時計の魅力的な個性となっています。文字盤のわずかなエイジングと共に、この個体ならではの素晴らしい佇まいをお楽しみいただけるでしょう。
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上の写真のモデルは、極めて個性的な動物のツノのような形状のホーンラグが魅力のクロームプレーテッドケース本体にステンレススチール製のベゼルと裏蓋が備わった印象に残るデザインのケースが採用されています。そのため31.2mmというサイズですが、伸びやかさを感じられる時計に仕上がっています。
このホーンラグの1215は、1950年代初期の時計としては全体にとても良いコンディションを保っていますが、写真でお分かりいただけるように青焼針や文字盤のわずかなエイジングが見られる個体と申し上げられます。しかし、それらのエイジングはとても自然で、この時計が70年以上の歳月を過ごしてきた証と言える魅力ある佇まいと感じていただけるはずです。
また、この1215のステンレススチール製の裏蓋には、この時計のアイデンティティーと申し上げられる極めて美しいプレゼンテーションウォッチとしての刻印が施されており、ヴィンテージウォッチならではの魅力を味わうことが出来ます。
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