スミス専任時計師の店主による
「スミスのブログ」
新入荷のスミス❷
「ホーンラグと段付文字盤」 1950年代の英国で人気を博したモデルが初入荷!
初期モデルならではの魅力
1851年創業のスミス社が、自社工場を英国イングランドのチェルトナムに建造し、Made in Englandの腕時計を生産し始めたのは第二次世界大戦後、間もなくのこと。
今回、紹介するスミスは1952年から1954年まで生産された、動物のツノのような形状のホーンラグと段付きと呼ばれるアラビア数字が並ぶエリアのみ一段下がった文字盤を持つ、英国で大人気の初期物デラックスです。
1215からデラックスへ
戦後初のスミス社製高級時計として登場したのは、上の写真左端の1215モデル。SMITHSのロゴのみの表記でモデル名は記されていませんでした。
戦後初のスミス社製高級時計として登場したのは、上の写真左端の1215モデル。SMITHSのロゴのみの表記でモデル名は記されていませんでした。
そして、その1215モデルの後継として1952年より登場したデラックスモデルは、1965年頃まで極めて多くのデザインで生産されていました。
今回入荷した「ホーンラグと段付き文字盤」のデラックスの生産は1952~1954年に集約されており、その後は、1961年モデルに見られるような、スタンダードなラグのモデルが主流となりました。
地味な細工で大いなる味を手にいれる英国の技
スミスの戦後に製造された高級時計は、デザインから生産までの殆んどの工程をイングランドのチェルトナム工場で行っており、文字盤やケースのデザインやムーブメントの設計は、極めて英国的な手法で行われていました。
そこには、派手な装飾や必要以上の豪華さを好まない英国人の国民性が息づいており、このデラックスの段付き文字盤からも分かるように、地味な細工が見るものにとても赴き深い大いなる味を感じさせる英国の技といえるのです。
伝統の青焼針も健在
1215から受け継いだツノ型の個性あふれるラグ形状と共に、細い青焼針にもスミスならではの伝統を感じることでしょう。
伝統の青焼針も健在
1215からデラックスへとモデル名が変わっても、先代が築き上げた伝統的な手法を活かしつつ新たなジェネレーションへとアップデイトさせるところは、とても英国的といえるでしょう。
基本をかえない小さなことの積み重ねが熟成を生む
1215からデラックスへとモデルが変わっても、スミスであることに変わりない安心感は、地味な変更の積み重ねにとどめることで守り続けられて来たのです。
また、その積み重ねは、外観のデザインに留まることなく基本設計を変えないムーブメントの小まめな改良にも及び、精度や耐久性の熟成にも貢献しています。
質実剛健のスピリッツが宿った改良型ムーブメント
戦後初の1215ムーブメントでは、真鍮ベースの骨格にスイスの時計によく使われるコートドジュネーブという手の込んだスミスとしては、ややオーバークウォリティーともいえる表面加工がニッケルプレーテッドと共に施されていました。
デラックスに搭載されたムーブメントは、1215で採用されていたコストのかかる豪華な装飾を廃止し、さらに、1215の構造的な問題点を払拭。本来の英国的な質実剛健のスピリッツが宿った外観をフロステッドギルト加工にとどめた改良型にアップグレードされています。
品質を裏付けるエンジンターンド加工
ステンレス スチール製の裏蓋には丁寧なエンジンターンド加工が見た目にも美しく、高品質な機械加工による製品であることを裏付けています。
裏蓋の表面にも高品質の証が
ステンレス スチール製の裏蓋には、外側にも丁寧な切削加工技術による仕上がりが見られ、デラックスの名に相応しい高品質の証を視覚的に感じることが出来ます。
細部の造型にも感じられるこだわり
アクリル製レンズを支えるリング状のベゼルは裏蓋と同じステンレス スチール製ですが、こちらはポリッシュ仕上げでホーンラグの表面と質感を揃えていることが分かります。
母国で高い評価を受けたデラックス
スミス史上初のMade in Englandの高品質腕時計である1215をベースに、構造的な問題点を払拭し、さらに、デザインにも熟成を重ねて生まれたこのデラックス。
母国で高い評価を受けたデラックス






















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